vol.238 07.01.01 バングラデシュのサービス&ビジネスあれこれ


バングラデシュのサービス&ビジネスあれこれ


みなさん、おいしいおせち料理は食べましたか?

私は、12月30日からだんなの田舎に帰省してきました。

親族などと少しまた近くなったかなと思える、一応収穫のあった帰省でした。
行く前はすごいゆううつだったんですけど。

で、そんな中、バングラデシュのサービスやビジネスというものを考えさせられる機会がありましたので、忘れないうちに、ちょっと書いてみようと思います。

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その1:
本当は31日に帰るはずだったんですけど、突如、30日に帰省することになった我が家。

最終バスに間に合うように、5時ごろ家を出ました。

妊娠期間は終ったとはいえ、トイレが不安だったので、出発間際30分の間に、2回もトイレいって、備えたんです。

今回は、チケットは10分ほどで購入でき、無事にバスに乗り込みました。

しかし、夕方の混雑というのもあいまって、ウットラを抜けないうちに、トイレに行きたくなってきました・・・。

やっぱり来たか・・・・

まだ道路沿いには市内では有名な「ヘルベチア」やらKFCやらファーストフードも見えます。

・・・ここなら、まだすごい良い条件のトイレにいける・・・・


そう思った私は、すかさずだんなにいいました。

「トイレ行きたくなったから、ちょっと止めてって言って」

だんなの口から出た言葉は・・・


「何でトイレ行ってこなかったんだ! いつもお前はそうやってトラブルの種になる」

私=怒


「トイレ2回も行ったよ!これは体の仕組みなんだから、仕方ないでしょ!」


だんなは仕方なく、切符売りのお兄ちゃんに伝える。

彼は舌打ちして、しばらく考えて・・・


「もう少ししたら、ガソリンスタンドで止まるよ。」


その言葉を信じて1時間・・・・・・

一向に止まる気配がありません。

車は、二車線の左側を走っていて、右側の車線には、ガソリンスタンドが100こぐらい、後方に消えていっています。

・・・あれ?左にはないのかな??

と思って、人ごみの隙間から左側の窓を見ていると・・・


びゅーん


ガソリンスタンドが3つぐらい過ぎていきました。


・・・・やっぱり・・・・涙


まだダッカを抜けてないし、止まりたくないのは分かるんだけどさ・・・・

だんなをせかすと「多分、彼らの契約しているガソリンスタンドじゃないんだよ」

・・・・・あほ!トイレ行くのに、んなもん、関係ないわ!

しばらくすると、乗客がすごい騒いでいます。

だんないわく、すごい混んでいて全く進んでいないので、おこっているということでした。

私の後ろの人は身を乗り出してすごい怒鳴っています。

・・・・あの。つばが私の顔に・・・・

私は心の中で、「トイレに行きたいのでバスを止めろ!!」って怒ってくれないかなと必死に念じました・・・・・


騒ぎが収まってから、だんなにもう一度言ってもらいます。

お兄ちゃんはすごい嫌がってます。

そして5回ぐらい言ってから、だんなが怒って「ちゃんと伝えろよ!」というと、そのお兄ちゃんは、「ちゃんというよ、トイレのあるところで止めろ、ははははは」とかいう感じですごいふざけてたので、だんなが「俺が言ってくる」といってくれましたが、私はついに立ち上がりました!(文字通りです)

「私が行く」といって、席を立ち、通路に立っている人の壁をんーんーいいながら掻き分け、運転手目指して進んでいきました。

立っている人は「いけーいけー!」って感じでなんか応援してくれてました。

・・・もっと早く、運転手に言ってくれよ。

そして、運転手の脇に立ち、にらみをきかせていいました。

「ちょっとトイレ行くから止めて。私、何回も言ったんだけど!」

運転手は慌ててうなずき、目標物=トイレのあるガソリンスタンド、を目指した模様です。

いざ、目指すとなると、回りは真っ暗な林ばかりでちょっと私も焦りましたが、しばらくすると運転手は、進行車線の反対側にあるガソリンスタンドに車の頭を突入させました。

私は心の中で「なんだよ、やれば出来るじゃん」と思うと同時に、「早く自分で来て言えばよかった」と後悔しました。


別の切符売りの兄ちゃんが一緒に降りてくれて、スタンドの人に「トイレどこ?」と聞いてくれ、店員が指差したのは・・・・


暗闇の中にたたずむ、電気のかけらもないトイレ群でした。しかも男性用はドアもない。


その暗闇は、私の心の中にも入り込んできました。

・・・あのトイレに行くしかないのか・・・・

すごいゆううつです。

でも、贅沢を言ってる場合ではありません。やっとの思いでたどり着いたトイレです。


近づいていくと、水で土がぬかるんでいます。

そしてすごい段差のある台の上に、トイレはありました。

下手すると、滑ってでろんでろんです。

一緒に兄ちゃんは「手につかまりな」といいましたが、心の中で

(誰がお前の手を借りるか!)

と反発しながら、「いや、大丈夫」といって援助を遠慮させていただきました。

だってやっぱり気持ち悪いです。ムスリム国で生活しているせいか・・・

初めてあった男性にも握手を求められるとすごい吐き気がします。笑

「お前、ムスリムだろ?? 相手が外人だからって、女性に握手なんか求めんな!おれをなめんなよ!」

って、いつもいいたくなります。

でも、小心ものなので、言ったことはありません。笑

おっと、ずれましたが、そして真っ暗な中でトイレに入ると、ホントに足の踏み場も穴も、何がなんだかわかりません。

そして、回りはすごい湿ってぬかるんでいるので、すごい危ないです。

いろんなものと格闘しながら、やっとトイレを脱出し、ヘロヘロになりながらバスに戻りました。

すごい最悪のトイレでした。

もっとほかによいトイレのガソリンスタンドがあったのではないだろうか??と思うような感じでした。涙

・・・・・・・・・・・・・・
その1 まとめ

普通だったら、日本は一人のお客さまのためでも、可能であるかぎりトイレのある場所に即刻止まるであろう。またそれ以前に、長距離バスなどはトイレ休憩がある。


しかし、バングラデシュはそうではない。運転手の利益(=一人のために、運行を遅らせて、ほかの乗客からブーイングを受けるという不利益はこうむりたくない)が優先される。しかも、男性のために、道端に止まったりはするけど、女性のことなど全く配慮してくれない。

ただ、今回のように、外国人女性が直談判すれば、即刻その要求はのんでくれるというのは、バングラデシュ人らしいところである。

そして、最初に体裁を気にして怒っただんなを見て、私がまだ、小さかったころ、家族でドライブしていたときにトイレに行きたくなった私のために、知らない民家の前に止まって、トイレを借りてくれた父親の姿を思い出した。

貸してくれた民家の人も、ありがとう。

今はいろんな事件があるから、見ず知らずの人に、トイレを貸してくれるところも、少なくなっただろうね。

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その2:
到着翌日、何もすることがない私たちは、だんなの家の隣の隣にあるおじさん家にいった。

息子のパソコンの中に、いろんな歌や動画があるというので、だんながコピーしたいらしい。

いつも行ってる家なのだけど、今回行くと、通路の入り口のところからせっけんのにおいがする。

???

家をせっけんで洗ったのかな??


いつも居間としてみんながTVを見ていた部屋には鍵がかけられていて、そこを開けると・・・・

お目当てのパソコンと、たくさん積み上げた箱の山があった。

箱を見ると「Tibet」の文字。

バングラデシュでは結構有名なスキンケア用品のメーカー。

せっけんやシャンプー、リップクリーム(こちらでは、リップジェル)、歯磨き粉などがある。

???

なんだこれ?と思ったけど、その場では聞かず、家に帰る途中でだんなに聞いた。

「あそこ、お店でも開いたの??」


なんでも、200万tkぐらい投資して、その地区の代理店になったそうで、その地区では、そのおじさんの仲介なしではそのメーカーの商品は買えなくなったそうだ。

・・・なるほど、そんなビジネスもあるんだね。。。

以前、その地区のお店たちは、車で30分ぐらい行ったマイメンシンから仕入れていたようだけど、おじさんが代理店として契約したのでそこから買えるようになったらしい。

投資額も現地ではかなりの額だけど、1日の売上も20000tkとかで、かなりの額。純利益はもっと少ないらしいけどね。

息子さんはラッシャヒ大学で勉強してるんだけど、家を手伝って欲しいので早く卒業してほしいらしい。

いいご身分だこと。

社会の荒波を体験しないと、ろくな大人にならないよ。笑

ダッカだとそうした代理店はすでに権利が買い占められているけど、田舎の場合は、資本さえあれば、そうしたビジネスで収入を得られるんだなと、新たなヒントを得られたのでした。

食べ物じゃないから腐らないし、需要はあるからね。すごいお金になるとおもう。

回りの親族たちも結構そのことは気にしていて、家にきた別のおじさんとかも、だんなとその話してた。

・・・・・・
その2 まとめ
富めるものは、更に富める社会構造、ここにも来たり。笑


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その3:
その2のおじさん家にいたときに、3回ぐらい停電にあった。

電気が復旧する間、発電機の光で手元にあった新聞を読んでいたら・・・・

グラミンフォンの提供する、医療情報システムの広告があった。

いつも通るところに、その会社があって、前からだんなが話していたので、どんなサービスをしているかすごい気になっていたのだ。

読むと・・・

携帯電話から登録して会員になると、携帯電話を使って、自分の欲しい医療情報が得られるというもの。パソコンとインターネットがあれば、無料で得られる情報じゃん!と思ったけど、ここだとネットとパソコンがある人なんて数%だし、こうした携帯電話のほうが使いやすいんだろうな・・・と思いながら、広告を読み進めた。

すると・・・

登録するのに、200tk、会員になって情報を得るのに月300tk。


高っ!

だんなは「金持ちのためのサービスだね!」っていつものように毒舌。

広告にはパジャマ姿で心臓を抑えたおじさんの写真が載ってたけど、そんな深刻な状況で、悠長に携帯で情報得る人なんているのかな?

って思った。

・・・・・・
その3 まとめ
会社の利益のためのサービスはやめろ!笑

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その4:

だんなが何も言わず姿を消すと、私はやることもなく、寝るのも疲れたので、ベッドの上で、だんなが出発前に買いあさった新聞を眺めてみた。

いまや、バングラデシュも、携帯でのサービスがいろいろあって、携帯のショッピングやらなんやら・・・・

その中で目を引いたのが音楽のダウンロード。

バングラデシュの音楽、ヒンディ音楽、洋楽。

丁度、着信音に飽きたな。。。って思ってたので、早速送信してみる。

2回エラーが出たけど3回目に成功!

30tk課金のメッセージ。

もう一度新聞を見たら、1ヶ月30tk、1曲ダウンロードに15tk。

高っ!

知ってたらやらなかったのに。無料だと思ってやっちゃったよ。。。涙

新聞には「更に詳しい情報はこちらまで」と書いてあった番号に「キャンセルするにはおどうしたらいいか」とメッセージ送ったけど、返事なし。

毎月、30tk課金されないことを祈る・・・・

・・・・・・・・・・・・
その4 まとめ
メールなどでの問い合わせに返事がないのがバングラデシュ。

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その5:
帰省最終日、帰る間際に、近所の親戚の家に遊びにいったら、その帰りに、義理のお姉さんのだんなさんのおじさんに会った。

政府の役人をしているという彼は、我々を歓迎してくれて、何を話すのかと思えば、「日本に米を輸出したらすごいビジネスになる」という話だった。

大きい単位ではなく、個人輸入みたいな感じで15kgぐらいずつやりたいみたい。

「ここだと1kg50円とかだけど日本だと1000円以上はするから・・・・」みたいな感じで計算している。

・・・・私も香りのあるプラオチャールとかチャーハン用にいいんじゃないかなと思ったりしたけど、実際はね・・・


「食べ物などの場合は、税関で検査して、合格したものでないと、没収されるから」

っていったんだけど、それを理解してもらうのに5回ぐらい説明しないとだめだった。

頭の中は、「日本にバングラデシュのものを売ったらビジネスになる」

そればっかり。

あなたが言うように、簡単に利益がでるんだったら、私がすでにやってるわい!笑

一応、「2月に日本に行くから、そのときに、お米を持っていて、検査に出すよ」ということでその話は終らせた。

彼が忘れてくれるといいんだけど。笑

携帯電話も普及してるので、バングラデシュで携帯電話の工場を作ったら結構いいのではないかと思ってその話もしたけど、なんでやらないのかな?部品とかでバングラデシュで製造不可のものがあるのかな? ちょっと調べてみよう。

・・・・・・・・・・・・・・
その5 まとめ
世の中そんなに甘くない。笑

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その6
その5の家を出て、今度こそは家に帰ろうと道を歩いていると、また呼び止められた。

「お母さんに会っていってよ」

だんなはいつも、「何か食べれるから」「お茶がのめるから」とかいう理由で、誘われるとほいほい家に入っていく。

ま。別にいいんだけど・・・

その娘さんが外から「おかーさーん、○○(だんなの名前)が奥さん連れてきたよ」って声をかけると「だれーーー??」ってすごい太い声で返事があった。

声からすると、すごい不機嫌でぶっきらぼうな怖いお母さんって感じ。

なんか歓迎されてなさそう。。。って感じを受けたけど、娘さんはもう一度「○○だよ」というと「ああ」って感じで、すこし、歓迎ムードに変った。笑

実際話してみると、さばさばしたいい感じのお母さんだった。

そして、息子のお給料が安いので、どうしたらいいかという相談になった。

息子さんはC++とかのプログラミングを勉強していて、プログラマーなのだそうだ。

勉強したからといって、社会に出て、実際要求されたものを出来るかというと、そうではない人も多いしね。。。

そのお母さんは、息子がイギリスとかで仕事をするために、80万tk投資したみたいだけど4回ぐらい申請してビザが却下されてすごい怒りまくってるらしい。

娘さんが外出中の息子に電話して戻ってきてもらい、話をしたけど、結局ここでも「バングラデシュはいやだ! 日本で働きたいからどうしたらいいか」という話になった。

彼らは、英語が話せればナントカなると思ってたらしいが、日本は特殊で、日本語が出来ないと話にならないということを理解してもらい、
「まずは、日本語の勉強」ということで彼も落ち着いて、引き上げた。

・・・・・
その6 まとめ
他国に行く前に、自国を愛せよ!笑

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総論:
いつもはお茶飲んで「バングラデシュはどうですか?」とかのお決まりの質問を受けながら、話題もない、ちょっと気まずい雰囲気で早々に引き上げるのだが、今回は目的のある話題で、話は盛り上がったので、私としては気分は悪くないけれど、そんなにアクセクお金稼がなくてもいいじゃん!

って思った。笑

でも彼らと話していて、仕事のないベンガル人にどうやって仕事を供給できるかというアイディアの訓練とかにもなるので、コレを機会にいろいろ考えたり調べたりしようかなと思いました!

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□編集後記

ころちゃんも少しずつ言葉を話せるようになり、一人遊びも限界に来ている今日このごろ。

遊び友達いないかな?と思ってたら、いつも屋上で遊んでいる子供達の中で、一度家に連れて行っていいという許可をあげたら、それから、毎日、夕方迎えに来て、彼女達の家で遊んでくれるようになった子がいました。

最初はあずけるのは心配だったんですけど(一緒に遊ぶ人たちの素行が悪いと、悪い影響がある、売りに出されるなど。笑)、彼女の家は、ヒンドゥ教徒の家で、近所のミスティ屋さんを運営し、家もほかに3つ買ってるというすごいお金持ちで、娘さんたちの素行も悪くなさそうだし、お父さんもころちゃんをすごいかわいがってくれてるようなので、最近は、我が家も結構頼りにしています。笑

最近では夜も10時頃内線で電話してきて「ころねっと、もう寝た?」って確認があったり。笑

今日も帰って早々、電話したら5分で迎えにきました。でも30分もしないで「ままーってないちゃったから」って戻ってきましたけど。

ベンガル語でママっておじさんって意味です。
英語のママもあるので、ころちゃんはお父さんを意味する「ババ」はOKですが、いまだにママは私を指してくれません。混乱してるのかも??

「ママこーい?」(ママはどこ?)って質問すると、そのたびに違う人を指差します。

・・・みんながママなんだね・・・・

ちょっと寂しい思いをしている、ころちゃんママですが、昨晩は珍しく、私のところに来て、私の手をなでなでしながら眠りについたので少し満足しているころママでしゅ。笑

そして、バスでトイレにいったときに、「ままこーい?」と叫んでいたころたんだったと聞いて、満足してるころままでしゅ。

そして、パソコンのあるおじさんちでDVDにデータをコピーしていたにもかかわらず、パソコン音痴なおじさんに使ってないと思われて強制終了させられ、慌てて再コピーしているだんなを横目に、おじさんがころちゃんをだっこしていて、私は部屋の外で待っていたので、ドアを閉めて帰るそぶりをしたらころちゃんが私がいなくなるのをみていかないでーーと泣いているのを見て、少しうれしくなったころちゃんママでした。笑

だって、かつてだんなところちゃんを置いてホテルに泊まりに行ったときも、だんなは
「ころちゃんは、何事もなかったように生活していた」と証言していたし、実際に私がいなくなっても別に問題なさそうなころちゃんだったので、少しママのこと認識してくれるようになったようで、うれしいんです。笑

小さい子は、普通はママがいないとだめですけど、我が家はそうじゃない状況でしたので・・・笑

ということでなんだか、長くなってしまいましたが、今日も、ご精読ありがとうございます!

新年早々、ごあいさつやメッセージをいただいた方、本当にありがとうございます!

後ほど個別にご連絡いたしますので、お待ちくださいね!

6日から11日までバンコクにいきますので、メールでご連絡いただいた場合は、帰国してからのお返事になるとおもいますのでご了承ください。

では次回、お会いできる日まで!