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バングラデシュ水事情

私がまだ学生だった頃は、実家でも、井戸水を引いてそれをそのまま飲んでいたんです。
東京に出てきて、久しぶりに帰省したとき。井戸水は飲んじゃいけないって言われました。 なんだか大切な財産を失ったようで、悲しかったです。

地域差はあると思いますが、バングラデシュでは井戸水が健在です。戦前の日本のように(?)ポンプでくみ上げる方式。家の中にカランがないうちがほとんどで、井戸から大きな容器やペットボトルに水を汲んで、それをいろんな用途に使います。 手を洗う水と飲む水と、同じ容器から・・・っていうのが日本人の間隔で違和感がありました。(今も。笑)

うちのだんなの実家のマイメンシンの井戸水は鉄分が多いです。ペットボトルに入れておくと、茶色くなります。妹さんは、無臭無色のミネラル水を「おいしくない!(バロラゲナ!)」っていって拒否してました。 私にしてみれば、鉄分の多い井戸水のほうがよっぽど飲むのに覚悟がいります。ま、でも貧血気味だからいいかも(笑)?? 生活環境で、好みもほんとに違ってくるものですね。

前置きが長くなりましたが、ダッカにおいては、水道水はありますが、直接飲料は不可で、一般家庭では湯冷ましを飲料にします。現地の人によると、沸騰すれば大丈夫。 私が上陸当時、だんなから、「1時間沸騰させれば大丈夫」といわれたので、2年間、ずっとやってました。・・・で、いつも隣人に「水が半分になってるよ」といやみを言われたものです。

2年後、だんなに確認すると「んなこといってねえよ」っていわれました。 ああ、あの2年間はなんだったのか・・・・。 日本人会のハローダッカでは15分ぐらいと書いてあったような・・・・。

本題に戻ります。 少し余裕がある家だと、フィルターを使ったり、外国人家庭や飲食店だとミネラル水の給水装置があったり。

我が家では、飲料水はSAMURAIを配達してもらってます。前の家では、電話しないと配達してくれませんでしたが、最近は、なくなった頃にやってきて、おいていってくれます。空のボトルは強制的に回収です。今日も、断水に備えて、空ボトルに水をためておきましたが、容赦なく持っていってくれました。涙。だんなが何度も「水がなくて大変なんだ」って説得したんですけど。。。

このSAMURAIは、日本の技術を持って開発されたミネラル水というか、純粋な水だそうです。他にも水の会社はあるので、聞いてみて下さい。

我が家の2010年現在、マンションで井戸を掘ったので、その水を沸騰させ、フィルターを通したものを飲んでいます。

市販されているペットボトルの水については特にこれがいいとか悪いとかはないですけど、一つだけ、JIBONという銘柄は細菌が多く、問題になったようで、新聞でとりあげらたそうです。今は改善されてるかもしれませんが。この間、ある食堂で水を頼んだらそれがきました。他のはないというので仕方なくだんなは飲んでいましたが、おなかは無事でした(笑)。

MUMと言う銘柄はRCから販売されていますが、人気です。小売店でのシェアは一番と思います。田舎行っても売ってるし。だんないわく、お母さん=アンマ、ママに通じるからだということで。 ちなみに、うちのコロスケは、1歳のころから、水が欲しいときは「マムマムマム・・・」と際限なく繰り返します。
 


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