» カテゴリ ::.

» 検索 ::.




 
バングラデシュものごと大事典TOP 人物, 「む」のつくベンガル語 > ムハンマド・ユヌス
ムハンマド・ユヌス::.
ベンガル語:

ムハンマド・ユヌス

日本語:

ユヌス氏は、マイクロクレジットを生み出し、広めたことであまりにも有名です。 現在はグラミンバンクの総裁として、広く社会に貢献していますが、2年ほど前、日経アジア賞を受賞し、来日したことは、記憶に新しいです。

管理人コメント:

マイクロクレジットを直訳すると、小口融資。貧しい女性たちに無担保で融資し、 経済基盤を作る手助けをするものです。

経済学者として米国への留学経験もあるユヌス氏ですが、若き頃、富める者は更に富み、 貧しい者はさらに貧する社会の状況に疑問をもっていました。中流階級でありながら、 貧困層に対して配慮を怠らなかった母親の影響が大きいようです。

あるとき、ユヌス氏は貧困層の家庭を訪問していました。このとき、マイクロクレジットの発祥となる、 女性グループとの出会いがあったのです。

彼女たちは、竹細工作りと販売を手がけ、経済活動をしていたグループでした。資金がないために、 高利貸しから資金を調達し、家族ともども1日1食もままならないほど、返済に苦しんでいたのです。 見かねたユヌス氏は自分の財布から約3000円を取り出し、無利子無担保で貸しました。

それからというもの、自分が今まで築いてきた地位も名誉も投げ捨て、資材すべてをなげうって、 貧困救済のため、小口融資を続けてきました。

結果は見事、全額返済。

依然として民間の銀行は貧困層に冷たく、無担保で融資はできないという姿勢でした。 2年間で得た実績に自信を得たユヌス氏は、1983年、貧困層のための銀行、グラミンバンクを設立したのです。グラミンとは、ベンガル語で、 村を意味します。

それから20年、マイクロクレジットは60カ国以上で採用され、 ユヌス氏はノーベル平和賞候補者に名前があがるほどの功績を残しました。

趣味と呼べるものは、まったくない。

そういいきるほど、貧困撲滅にその人生をかけて来た、人物なのです。

アルファベット表記:

バングラデシュものごと大事典カテゴリ ::.