バングラデシ(=バングラデシュの人)は手で食べる。
インドやパキスタンもそう。
アジア各国を訪問した日本人は、「カレーは、手で食べるのがおいしいよね」といって、そうした風習にならうこともある。
確かにおいしい。
でも、私は最近思う。
発展途上国の人々が手で食べる意味が、ほかにもあると。
それは
安全だから。
何言ってるの??? 手で食べたほうが、衛生上問題あるから危険じゃん!
と思った方も多いでしょう。
なぜ安全か。
それは、バングラデシュの米には小石が入ってることがほとんどだからです。
この間、コビ?ルが作ってくれたご飯になんとガラスが入っていて、思い切りかんだ私は、奥歯を損傷しました・・・・
以来歯にしみて痛くて奥歯で物がかめなくなりました。
バングラデシは、おかずとご飯を手で混ぜ混ぜして、だんごを作って口に放り込みます。
その混ぜる段階で、異物があれば、気付いて取り除くことが出来る。
お母さんたちも、子供の口に入れるために、自分でこねこねして食べさせています。
私は今、息子に離乳食をあげていますが、熱かったり、何か異物があったり、もし手であげていれば気付くことができますが、
スプーンであげているのでわかりません。
ときどき息子が嫌な顔をするのは、もしかしたら異物があるからかも・・・
手の延長でスプーンや箸ができましたが、感覚を伝えるという点においても、手に勝ることはできません。
「原始的」と思っていたことが、実は自分の身を、家族の命を守るためにとても重要な役割を果たしているのかもしれせん。
なので、自分の視点からちょっと位置をずらしてみて、眺めてみるのもいいかも。