佐渡移住推進課日記

佐渡市消費者協会島内研修に参加~佐渡の将来を考える 1/2

今日は佐渡市消費者協会の島内研修に参加してきました。

行った場所は
・八幡芋畑
・黒豚放牧地
・伝統文化と環境福祉の専門学校
昼食を挟んで
・佐渡保健所の取り組みの話(放射能関係も)
・地産地消の話(産業推進課長)

今日、一番びっくりしたのは・・・・

お昼ごはんは会費払って和室で食べてたのですが。。。
用事があって弁当をもらって外で食べて戻ってくると・・・

和室の後ろのほうで数人の参加者たちが寝転んで休んでたことです!

あっ!かかないほうがよかったかな、なんちゃって

いつもジオパークの講座でもめちゃくちゃ歩いて私もヘトヘトになりますが、ジオパークの参加者たちは今日の年齢層とそう変わらないのに私より元気。
ただ今日の参加者たちはほとんど歩いてないにもかかわらず、横にならないと行けないぐらい疲労している・・・

衝撃でした!(参加者の皆様申し訳ありません・・。ただ数名ですから。数名。他の90%の皆様は元気はつらつでした!)

今日あさイチで筋肉量と寝たきりの確率は関係しているとやってたので慌てて運動しようと思い立ってます・・

おっと。かなり横道にそれました。

まじめに衝撃を受けたことはたくさんあります。

まず八幡芋。

ご存知の方はご存知なのですが、八幡芋の八幡は、別に佐渡のあの八幡ではないようなんですが・・・一応全国的に栽培されているところが2箇所ぐらいなので、佐渡の八幡芋は新潟県の伝統野菜に認定されているようです。

それはさておき。

本日の畑の方は、なんと無農薬で栽培されているんだそうです。キングなどでも扱っているということですから、珍しいのではないかと思います。
自家用で無農薬はよくありますが、市場で売ってる佐渡野菜で無農薬は少なくても表示は見たことがない・・・

肥料も化学肥料とかじゃなくてほんとに残飯とかもみがらだったっけな、そんな感じのものを使っているそうです。

特別栽培農作物の表示。

 

特別栽培農作物って何?って思ったら

その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下、で栽培された農産物です。

なんだそうです!

しびれますねーー
ただ里芋なので比較的無農薬でもなんとか行けそうな感じですけどね・・

葉物は完全に無農薬だとアウトーーー売り物にならないーーって感じだとは思いますが。

http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/tokusai_a.html

肥料はこれを使ってるそうです。

欲しい人はあげるからとかおっしゃってました。

やる気のある方や農業に参入している若者を助けようという協力的な姿勢が感じられる方でした。

 

で次に噂の黒豚。

全然臭くなかったです。

ここで面白いと思ったのは、運営している(株)環境保全事業が、東日本大震災の最終廃棄物だったかの有害物質を取り除く業者として選定され現地で作業をされたこと。全国の中でも3社ぐらいしかなかったということなのでそういう技術があるということですからすごいですよね。(情報はちょっと曖昧なので正確ではないかもしれません)

もう一つは、今豚ちゃんがいる場所は、以前は草ぼうぼうの耕作放棄地で、かこって豚をはなしておいたら、草の根っこを食べるので自然とこういう風に土だけになるんだそうです。
しかも!ある程度豚を育てた後は、畑にすると、いい野菜がとれるんだとか。
下の写真の青いシートがかぶせてある向こうの小屋の当たりを見るとブタちゃんはおらず、野菜の葉っぱがみえますが、あそこで野菜を作ってるんだそうで。
すごいエコー―

で豚っていうのはとても賢いみたいで、餌とか水とか放置しておくと鳥とかが飲み食いにきてしまい、ウイルス感染の原因になるんだそうです。

それを防ぐために、豚が鼻でエサ箱を開けられるようにしてあったり、鼻でボタンを押すと水が出るようになっていたりと。
教えこまなくても匂いでわかり、自分たちで学習して餌や水を摂取できるようになるんだとか。

実際のエサ箱の写真は伝統文化と環境福祉の専門学校のブログに書いてあったのを以前みたのですが今見つからなくなってしまいました。。。

下の写真は電気が通っている線。これで豚が囲いの外へ行かないようにしてるのかな?

 

屠殺は佐渡に施設がないので長岡まで持って行って行っているそうです。
この黒豚を食べれるのは八幡館と浦島のラープラージュのレストランだけ。

八幡館

浦島のレストランは評判が良いみたいで、今度行ってみようと思います。

それにしてもいろんなものが循環していいものが出来上がっていく、そんな仕組みをもっと多くの場所でできるようになるといいのになと思いました。

で次は伝統文化と環境福祉の専門学校に行ったのですが、ちょっと力尽きたので次の記事に書きます。。。

モバイルバージョンを終了