佐渡移住推進課日記

ウニの発生実験@新潟大学理学部附属臨海実験所

新潟大学JST後継事業のジオサイト生物演習に参加してきました。

今日は3回目で、海の生き物について。

机上の講義ではなく実習があるのがこの講義のポイント。
今日は海の生き物を取るので水着持ってこいとかバスタオル忘れんなとか、持ち物を見ると、生きて帰ってこれるんだろうかという感じでしたが、とっても楽しかったです!

この記事ではウニの発生実験について共有します。

ウニの発生実験・・・つまり、ウニの受精卵の観察。

この図に見覚えのある方も多いのでは。

そう、細胞分裂の図ですね。

これはウニの細胞分裂なんですが、なぜウニなのか。

それは、人間の細胞分裂と似ているからなんだそうです!
何が似ているのかというと、初期段階では細胞が等分されていくこと。

基本ウニは5本の生殖腺(卵や精子を作る部分)があるそうです。

表面も5本線が入ってますね。(色が若干違うのわかりますか?)

 

透かしてみると、穴も5つあいてます。ここから卵や精子を出します。

 

さすがに表面からだとメスなのかオスなのかわからないので卵や精子を取り出してみてわかるんだとか。

それでは受精卵の作り方。

1–ウニを海から持ってきます。本日は臨界実験所の裏の岩場でもバフンウニがとれました。佐渡では簡単に入手できます。

2–実験に必要なものを準備。

卵や精子を受け止める瓶や注射器、塩化カリウム、スポイト、顕微鏡

 

3–上の写真の容器のようなものに水をたっぷり。上にウニを載せるのでそのときにウニと水が接するぐらいに。たぷたぶ

4–次にウニを真水で洗います。海水中の余分なバクテリアなどあると実験に支障が出るんだそうです。

5–生殖腺のところに注射器で塩化カリウムを注射。筋肉が収縮して卵や精子が出てくる。

6–注射をしたら注射したところを上にして水を入れた容器に載せる

7–出てきた卵や精子を使って発生実験。

それぞれの手順をうまく撮影できませんでした・・・

出だしがボケてますが、精子などが出てくる様子。

下に沈んだ精子を水で薄めておき、まずはプレパラートに卵のある水を垂らす。
カバーガラスを載せて、脇の部分に精子の液体を垂らす。

これだけで勝手に受精に行くんだそうです。

これが受精直後の卵。受精膜ができて他の精子が入れないようになっているのわかりますか?

普通は1つはいったら閉じられるんですけど、まれにたくさん精子がいる場合はたくさん入ってしまい、きちんと発生過程がすすまないこともあるんだそうです。

最初の半分に割れるまでは40分ぐらい。卵の殻から出て耳みたいなものができてくるまで1日ぐらい??
youtubeで検索するといろいろありました。
※これは声出ます。

生物の発生の過程が目で見れるってすごいですよねーー
楽しかったです!

今日はボールペン忘れたので脳みそに記録してきたので、ところどころ間違ってるところあるかもです・・・
これを手がかりに詳細お調べ下さい・・・

他にもいろいろ発見が多かった本日の実習でしたがまずはこれにて。。。

このシリーズの次回予告
・佐渡の海の魅力について
・新潟大学理学部附属臨海実験所のデータベースなどについて
・「貝が作る世界」スタンプラリー

なまもののネタもあるので早めに書きたいところなので、頑張ります。

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