毎年9月15日に行われる赤泊地区の徳和祭りに行って来ました!
徳和祭りは大椋(おおくら)神社のお祭りです。
赤泊の知人に見どころの時間帯をメールで聞いたところ、なんとご実家があった場所だというので、当日案内してくれるということで、金井から片道1時間車を飛ばして行って来ました!
徳和祭りポイントまとめ:
・「神輿」「獅子」「鬼」の3グループがバラバラになって門付けするが、11時45分と17時に集合する
・新潟大学の学生が3年前から「鬼」に入っている
・基本観客は食べ物を振る舞ってもらえないが、中の人に気に入ってもらったり、個人の家の門付けを見ていて、中の人の並びにいると流れでもらえる場合も多い
・ナギナタを持っている鬼は徳和だけ!
・見どころは昼の合流シーン&獅子の走りと夕方の練上
・全国高等学校総合文化祭の民謡の部で日本一に輝いた赤泊分校の当時の指導者がいる!
(まとめ終わり)
知人とは11時半ぐらいに徳和会館で待ち合わせしました。
途中、浅生組という旗が上がっている場所がありましたが、それ以外には祭りらしき雰囲気はまったくない。
徳和会館に到着したけれど、祭りらしさはまったくない。
祭り囃子どころか人っ子一人いないし、声もしない。
あれーー??と思ったが、車をおいて、知人と緩やかな坂を降りて行くと。。。
向こうの方に獅子が見える。
知人が周囲にいた人に「お神輿は?」と聞くと、「今上がってくる」という返事。
上がってくる?どこかを基点にしているんだろうな。。。
と??がたくさんついた脳みそを総動員して考えていると、後ろの方から笛の音が。
キターー!
天狗様を先頭にしてこんな風にゆっくりゆっくり進んでいきます。
両津夷とかの神輿とはまたかなり違った感じの神輿ですね。
天狗様は、厄年周辺の42歳の方が必ず行うのだそうです。
42歳!若い!(佐渡ではww)
お神輿は立派です。最近作り変えたんだとか。
修理とかはどうしてるのか、ちょうど知人の同級生が大工さんでかなりよっぱらった状態でしたが、祭りを行う浅生組の方でいらっしゃったので、聞くと島内の大工が修理しているということで、ほっとしました。
「佐渡で大工っちゃぁ、宮大工なんだ!大工は家もたてるけど宮大工ができる奴がやるの!」みたいな感じでした。
それ、重要ですよね。ただ別の人に聞くと「最近は仏壇屋がやってるから島外で作ってんじゃね?w」みたいなコメントもありましたが。
某所で3つのグループ、すなわち「鬼」「獅子」「神輿」が合流。
観客も一気に増えてきましたし、新潟大学の学生も「鬼」グループに入っているのですごい賑わい。
ここで獅子舞も行われましたが、なが~い獅子が、神輿の周りをぐるぐる周り、それがだんじりよろしくしっぽのほうの人なんかは遠心力でガードレールにぶつかるのでそれを押し戻す人も配置され。
見ている我々は「そこ獅子が通るから危ない!こっち来て!」と土手の方に行くように注意されたりとか。
知らない人はこんな奥まったところでこんなエキサイティングな祭りが行われているなんて思いもしないでしょうね。。。と思いながら見てましたw
くれぐれも「徳和祭り難民」(徳和祭りを見に来たのに見れずに帰って行ってしまう人)が発生しないようにしないとですね・・
知人も言ってましたが、祭りガイド作るべきです!
獅子の走りも終わり、獅子が神輿を誘導しながらまた別の場所へ向かって行きました。
で集落のセンター付近に来ると、ブルーシートをしいて神輿をおいて神主さんのお祓い。
そのあとは、みなさんで赤飯や煮しめを食べ、お酒を飲む。
基本、観客はには振る舞われませんが、今回主人が外国人なので話しかけられ、「食べろ食べろ」となって赤飯をごちそうになりました。
徳和の鬼太鼓の特徴は「斧と薙刀を持っている」こと。
佐渡島内に何百もの鬼太鼓が伝承されてますがなぎなたを持っているのはこの徳和の鬼だけ!
鬼太鼓は能の舞の影響を受けているとか、金山の人夫がとかいろいろ小耳にはさんだことがありますが、今回徳和の方からうかがった話は以下です。
太鼓=金鉱脈
斧で木を切り倒し、ナギナタで草を刈り、道を整え、金鉱脈を探す。
ぶち当たって喜び、みんな一緒に掘ろうよ!ということで小さいバチで鬼が太鼓を叩く=金を掘っている
ということらしいです!
これはすごい!
他の鬼太鼓はバチしか持ってない。
つまりこれは金を掘り当てた一番いいところしか表現していない。
開拓の苦労の部分も表現しているのはここ徳和だけ!
深い、深いです。
もともとこの時期に行こなわれる祭りは、集落の一体化を強め、一緒に稲刈り頑張ろうな!みたいなものだったんだとか。
祭りで出す料理は煮しめと赤飯のお重と決まっているそうです。それは神社から祭りの費用としてお金が出るんだそうです。
鬼太鼓の動きもどういう意味があるんだろう?と気になっていたので、今回こうして鬼太鼓をやっている方にインタビューできたのは非常によかったです。
ちなみにここ徳和祭りには3年前から新大生が参加しているそうです。
最初は教授から混ぜてもらえないかと話があったそうで。
よそ者を祭りに参加させるのに反対はなかったのか聞いてみると、なかったそうです。
どこもそうですが担い手が少なくなっているので、逆に歓迎されるのでは、という見解でした。
またたくさんの鬼太鼓がある中で、どうしてここ徳和を先生は選んだんでしょう?と聞くと「多分、動きが一番シンプルだからじゃないかな」ということでした。
大人なら半日あればマスターできるそうです!
これはびっくり!
国仲の鬼太鼓なんてすごい長いし複雑な動きなので覚えるの大変だろうな・・・と思っていたので、なおさらびっくり!
ちなみに大学生は女性のほうが多かったです!
「来年、うちの主人が混ぜてほしいという場合は、混ぜてもらえますか?」と聞くと「いいよ!」と快諾!
実現したら面白いだろうな!というか協力隊の熊野さんが企画されたような多聞寺の裏方体験みたいに、ぜひ来年やりたい!
新大の先生いわく「1日回るので忍耐力がついた」という点が一番の収穫だったそうです。
ちなみに徳和祭りも今度日曜日にある莚場(むしろば)祭りもイベントカレンダーや市報などにも開始時間が8時からとか6時からとか書いてありますが、あれはあくまでも門付(かどづけ)開始時間なんだそうです。
鬼太鼓は地域によっていろいろあるのでそれぞれをもう少し掘り下げて勉強したいです!
そうそう、徳和祭り、最大の見どころは、フィナーレの練り上げ。
提灯を灯しながら、神社に帰っていこうとする神輿を「まだ祭りは終わらせない!」ということで「獅子」と「鬼」と三位一体で駆け引きをするその様子がまたよいんだそうです。
先ほどの集合からまた3つバラバラになり、再度5時に大椋神社に集合して最後の練上が始まります。
今年はダメでしたが、来年はぜひ行きたいです!
徳和祭りガイドも準備できるようにがんばりますねーー
それでは今日のところはこの辺で。。また細かい情報などはまとまり次第追記しておきます。