バングラデシュの庶民の足。
日本の人力車も同じルーツといわれる。
バングラデシュに最初に到着したのは1919年、ミャンマーからチッタゴンと言う説が有力。
ただ、このときは、チッタゴン以外の都市には広まらず、1930年、カルカッタからダッカに伝来し、それが全土に広まったといわれる。
インドネシアやシンガポールでリキシャが広まったのも、同じ時期である。
2000年の時点で、登録数が280,000といわれるダッカのリキシャの台数も、1941年当時は、
たった37だったというから驚きである。近年は、大通りの通行が禁じられ、一部では虐げられているリキシャであるが、ゼネスト時など、
バスの運行やタクシーがないときは、リキシャの出番である。