少し前、知人の映像編集会社社長から、日本のよい番組を現地でも紹介したいのだが、ということで打診があった。
以前から思っていたが、ここは、子供たちが見聞きすることにあまり希望的なものはないように思う。
学校の出し物や劇などを見ても、怒られたとか、誰かが殴られたとか、殺されたとか、そんなおぞましいテーマばかりである。
彼らの日常がそうなのだろう。
これでは、やはりバングラデシュの未来に希望はない。
世界には子供たちが知って、希望を持つべき事柄はたくさんある。
そういうものを、ぜひ伝えたい。
そう感じて、今年、2つの願いを立てた。
そのうちのひとつが、日本などの教育的TV番組を現地語で紹介するというものだ。
そういう意識が、仲間を呼んできてくれたのだろう。
というわけで、いつもはこういうめんどくさいことは、先延ばしにする自分だが、即時、NHKにメールした。
数日後、返事を下さったのは、再販を受け持つMICOという会社の方。
http://www2.micojapan.com/ecsv/front/bin/home.phtml
何回かのやり取りのあと、営業をやりやすくということで、スクリーナー(サンプルDVD)もEMSで送ってくださった。
こちらも利益目的というわけではなく、現地人の教育のため(というと高飛車だが)ということで伝えてあるので、いろいろ細やかに手配してくださった。
日本人はすごい!と高慢になるわけではないが、やはり、四季の中で、いろんな行事を通して培われた感性というのは、世界に誇れるものがあると、個人的には思う。