佐渡移住推進課日記

越後妻有の林間学校へ参加して1 絵本と木の実の美術館

1ヶ月ぐらいたってしまいましたが、覚書ということで記事を書いておきます。

原発事故の影響で、各地で福島近辺の子供たちを短期疎開させるプログラムが、夏休みの間、開催されてました。

我が家は夏休みを境に、佐渡へ疎開したのですが、新潟近辺で、交通費も負担いただけるということで越後妻有の林間学校を選んで申し込んでいました。

福島の方から参加している方々は前日にバスで現地入りし、合流したのは2日目という感じでした。
合流後すぐ、アートツアーということで向かったのは、絵本と木の実の美術館

入口付近

最初の展示スペース

この美術館は、というか、今回行った越後妻有の施設はなんだか、廃校を活用して、というのが多かったです。

その日に我々一行をガイドしてくださったのは、十日町で調理関係のお仕事をされている若い男性の方だったんですが、移動のバスの中で、この美術館のある集落は鉢集落といって、12軒(数はうろ覚え)しかおうちがなく、しかも同じ名字だと教えて下さいました。

その苗字も珍しいもので、その苗字を言えば、「ああ、鉢集落の方ですね」とわかってしまうほどだとか。

なんという苗字だったかは忘れましたが・・・

この美術館の前身となる学校は、最後3人の生徒が残って、などエピソードがあるようで、こんな本も出版されています。

学校はカラッポにならない

この美術館にはHachi cafeという、食事もできるスペースがあります。

先ほど書いた十日町の調理関係のガイドさんが、ハチカフェのコーヒーおいしいんですよ、と言っていたので、出発時間の15分前だったのですが、「コーヒーすぐできますか?」と聞くと、アイスならすでに作ってあるので、すぐ出せます、ということだったので、アイスコーヒーを頼んで飲んでみました。

400円だったか500円だったかです。

確かにおいしい。あまり苦味はなく、すっきりとした味わい。

ゆっくり窓から外を眺めながらのんびりしようと思っていたら、美術館の担当者が説明してくれるということで呼ばれてしまいました・・・

ここに展示されている作品を書いている人たちは、みんながご飯を食べるのと同じぐらい、絵をかくということが必要な人たちなんだということを話してくださいました。

歌手なんかもよくいわれますが、そのぐらいではないと、大成できないですよね・・・

中には、精神病棟に入院しながら、絵をかいていらっしゃる方もいるようで、とっても緻密な絵を書いていらっしゃる方もいらっしゃいました。

この越後妻有の展示は、期間限定ですが、この美術館に限っては、通年(坂道がめちゃくちゃけわしく、冬季はアクセス不可なので閉鎖のようですが)開館している成功例の一つだそうです。

今回の期間はふしぎの国の天才たちということで、伊藤喜彦氏、舛次崇氏、村田清司氏、山崎健一氏の展示でした。

モバイルバージョンを終了