佐渡移住推進課日記

「のりきっぺ!交流会 at 真野大願寺」に行ってきました

島内外の老若男女が小木城山コンサートで鼓童の太鼓に酔いしれる頃・・・・

私は真野の大願寺におりました・・・

何をしに来たかというと・・・・

福島から佐渡へ保養キャンプに来られていた方々と避難者、佐渡市民の交流会・・・

主催されているのはコチラの福島サポートネット佐渡さん。
http://saponet-sado.jugem.jp/

そしてりょうぜん里山がっこうさん。
http://www.date-satoyama.com/html/ryouzen-no-ie.htm

りょうぜん里山がっこうの事務局長の関さんは、汚染された土を東電に返却しよう!ということで、炎天下、「灰の行進」をされた方。

詳細はこちら。(関さんご本人のブログです)
http://jhony-message.jugem.jp/?cid=2

新聞記事タイトル
汚染土 東電に返す

関さんには灰の行進関連のインタビューをさせていただいてまして、日本語版もそうですが、英語版、ベンガル語版などを翻訳をしてyoutubeで公開させていただければと思っています。

関さんの灰の行進は、なんと、ガンジーの塩の行進に由来していると聞いてびっくり!

なんでも20年ぐらい前から非暴力運動もされているようです。

「怒りは社会を変えられない。共感が人の心をつないで社会を変えていくんだ」(原文ママではありません。こんなニュアンスだった、という感じで書いています。詳細は後日アップ予定の動画を御覧ください)

という関さんの言葉に衝撃を受けましたね・・・

確かにそうかも知れません・・・

この言葉を聞く数日前、私は息子の鼠径ヘルニアの手術の付き添いで新潟の病院へ滞在していましたが、その時に読んでいた本に書いてありました。

「怒りや不安を起点として言葉を発すると、人の心の不安や怒りの部分にしか呼応しない。逆に、相手に対する思いやりを起点として言葉を発すると、相手のそういう部分が引きさだれてくるので、よいコミュニケーションが取れる」(原文ママではありません。意味要約しています)

と、ちょっと本筋からずれてしまいましたが、そういう本を読んだ後だったので、関さんのされていることに納得できました。

なかなかこの巨悪に対して、怒りを基盤として伝えたいことを伝えるというのはかなり難しいことですが、淡々と行動されて人の心を動かしておられる姿は本当に素晴らしいです。

さて、この保養キャンプも3回目を迎えたというのは全く知らなかったのですが、今回主催者の原田さんからお手紙を頂いて、今日の交流会以前にも、2回ぐらい参加させていただきました。

こんなのとか。

この流しそうめん装置は竹を切り出してきて、自分たちで作ったみたいです。

すごいですね~

それで今日の交流会では、またすごい方とお話させていただきました。

佐渡市議のあらい真理さん。
ブログはコチラのようです。
http://blog.livedoor.jp/mari_arai/

なんと17年前から、バングラデシュで耳の聞こえない子供たちのための学校の運営コンサルタントをされているということ。

コンサルタントと言っても、教育方法や教科書などは全部準備してひたすら指導されてきたので、本当に汗水流してバングラの教育レベルを底上げされてきた貢献者だと思います。

実際に最初は無関心だったバングラ政府も最近になってその貢献度を認め、賞賛しているとか・・(遅いぞ!)

行かれる度に、学校の様子をビデオに撮影してきたけど、編集整理もする時間がなくて・・・ということなので、こんな貴重な軌跡を埋もれたままにしておくのは勿体ないので、今度、主人がDVD化して、全世界でシェアできるように編集作業させてもらえればとお願いしてきました。

政治家なのに、とっても謙虚で素敵な方でした。

選挙があるときに、知人のおばさんから「今回の市議にね、女性が一人だけいてね、その人バングラデシュの援助か何かやってるっていうから、連絡してみたら?」なんて言われたことがあったのですが「そんな一市民が政治家にコンタクトなんてだいそれたことできるわけないっしょ!」って思ってたのですが、こんなところでこんなご縁があるなんて・・・

本当に縁って不思議なものです。

ちなみに。。
あらいさんは、なんとご主人様とはじめて出会ったのがバングラデシュのマイメンシンだそうで!

マイメンシンはうちの主人の実家がある場所です。(だんだん話がまた横道になってきているので、バングラデシュに関心のある方はこちらをどうぞ)

最後に今回のキャンプに参加した子どもたちの感想がありましたが・・・

恨みつらみはたくさんあるだろうに、笑顔で「外で長い時間遊べたりしたので楽しかったです!」ということで素晴らしいと思いました。

 

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