福島避難民の関係で、小木のあゆす会館で行われた鼓童 佐渡特別講公演 秋に行ってきました。
鼓童の公演を見るのは、これで3回目。
一番最初の公演は東京にいた頃、もう15年以上前、佐渡出身の専務がいた会社の人たちと行きました。
そのときは確か、大きなホールで素晴らしい演奏を聞かせていただいて、帰りの道すがら、一緒にいった専務とカメラマンはずっと太鼓を叩く真似をして興奮気味だったのを今でも覚えています。
でも、大変申し訳無いことに、正直、鼓童の演奏の凄さも全くといって良いほど残ってませんでした。。。
そんな思い出があったので、有名な鼓童の演奏を、自分が感じ取れるのか、かなり不安でした。
結論からいうと、鼓童を知らない人、鼓童の演奏を大ホールなどで聞いたことがあるけど、「鼓童大好き!!」となれなかった人は、この特別公演、かなりオススメです!
演奏もベテラン勢が出演しているので申し分ないのですが、会場が狭いこともあり、大ホールできくのとは違った親密感が得られる、というか公演が終わった後、玄関前で研修生が演奏するのを間近に見れたり、その音に合わせて子供たちが飛び跳ねたり。
こちらは動画(公演中は写真やビデオの撮影は禁止なので、終了後の外でのパフォーマンスの様子です)
ああ、鼓童の原点って多分、これなんだよな、って。(知らないのに勝手に解釈してます。汗)
そうして演奏を見ていたら、福島避難民でメンバーと一緒に写真とってもらえるということになり、終わった後、連れが外国人だったので、藤本さんに話しかけられ、子供も抱っこしてもらったり。(もちろん、我々避難民だけでなく、ほかの観客の方も一緒にメンバー全員と撮影されてました。)
(ちなみに写っているのは我々ではありません・・・。うちの子も藤本さんに抱っこされたまま映ってしまいました。汗)
世界を駆けまわる芸術家でありながら、こんな一観客に気さくに話しかけてくれ、しかも、藤本さんの「佐渡はどうですか?」という質問に「主人も気に入っちゃって、お金もないのに土地買いたいとかいっちゃって」と話すと、少女のようにきゃっと笑って喜ぶ姿。
こういうふれあいができるところが、この公演の魅力だし、それをしてくださる鼓童のメンバーの魅力だなと思いました。
それと、研修生。みんな、同じ凛とした澄んだ空気を携えながら、「いい顔してるなぁ」ってうならざるを得ない。
話を聞くと、研修生は、みんなで生活を共にしながら、太鼓の技術だけではなく、農作業もするし、茶道もするし、能や狂言もするし・・・。
人としてどうやって生きていくか、という事を学びながらやってらっしゃるわけです。
いいですよねぇ。
日本だけでなく、今回の研修生はカナダで生まれ育った方もいらっしゃいました。(日本人と思われます)
80%が19歳とか20歳。
この若さで、鼓童でやっていきたいと決意したのもすごいですけど、そう思わせる鼓童もすごいですよね。
本当にキラキラ輝いてました。
ちなみに、今日の公演パンフレットによると、2013年の研修生も募集しているようです。研修目的だけでもOKで、国籍は問わないけど、練習の指示内容が日本語で理解できるぐらいの日本語力は必要なようです。
今回の佐渡特別公演秋は、通常入場できない未就学児も入場OK!
10月13日(土)~15日(月)、19日(金)~20日(土)全5回公演
(10月16日(火)~18日(木)休演)
東京からお越しの場合もまだ間に合います!
ご興味の有る方は、ぜひ!
詳細は公式HPにて。
http://www.kodo.or.jp/news/20121013sadospecialperformance_ja.html
小木なので、直江津~小木航路でもよいかも?
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11/9・10に両津文化会館で「芸能の宝島・佐渡~おけさ・鬼太鼓・鼓童の祭典」というイベントが行われるのですが、これは入場無料で鼓童の演奏も30分ぐらいあるようです。
その関連プランもありました。
2日間!!『世界の鼓童とともに 芸能の宝島佐渡~おけさ・鬼太鼓・鼓童の祭典』満喫プラン
『第2回世界の鼓童とともに 芸能の宝島・佐渡~おけさ・鬼太鼓・鼓童の祭典』満喫プラン朝食付
12月は坂東玉三郎さん芸術監督のツアーも行われます。
鼓動 ワン・アースツアー2012(芸術監督・坂東玉三郎)←チケットぴあ