うちの息子(小2)は、この春から、地域の方々が無料で教えてくれるワクドキ教室の能楽を習っています。
月に2回、1時間半のレッスンなんですが、11月4日に発表会があるということで聞いてたのですが、今日、番組表をいただきました~♪
(今日いただいたのにすでに油汚れが・・・汗)
開演は10時30分で最初に能「東北」が演じられます。
都東北院にて梅の花を眺める旅の僧の前に美しい女性が声を掛け、その梅は和泉式部の愛した「軒端の梅」だと教える、その夜の僧の夢に、女性は和泉式部となって現れ、和歌の徳を讃え、舞を舞って消え失せます。 (番組表より)
その後、休憩を挟んで1時から、うちの息子を含む、ジュニア能のメンバーが連吟で小唄「放下僧」を。
一応、息子は仕舞で「猩々(ショウジョウ)」を練習していたのですが、仕上がらなかったようで、2月の発表会に持ち越しになりました。
夏休み、時間を作って、一度練習を見に行ったのですが、声の出しかたも違うし、扇を操りながら、本当に教える先生は大変だなぁと思いながら見ていました。
ほかのお子さんたちは、結構上手だなぁと思って、聞いてみると、結構皆さん長くやってらっしゃるそうで。
佐渡に根付く能も、こうした地域の方々の奉仕と努力によって守られているんだなと本当に感謝感謝というか、なんというか。
佐渡の能楽鑑賞で、いいなぁと思うのは、お子様たちも一緒に見に来ていること。
都市部の能楽堂でなんて、多分見られない光景ですよね。
そうして気軽に小さいころから能楽に親しんで、将来舞うことのできる人材を培っているんだろうな、なんて思ったりもしていたんですが、金井能楽堂で夏に演じられた羽衣を見に行った時に、悲しい出来事があり、ちょっとこの発表会も見に行くのが怖いような、トラウマになっています。
というのは。。。
その日は6時半からだったんですが、子どもも小さいのでいろいろバタバタしていて、行くのやめようかとも思ったのですが、息子の勉強にもなるし。。。。
ネックは当時3歳の娘。
置いて行きたいところですが、車を運転できるのは私しかいないし、主人も見る機会はあまりないだろうので、悩んだ末に、家族みんなでかなり遅れて7時過ぎに一緒に行きました。
能楽堂に入ると、小さい子供たちも結構いて、ああ、やっぱり佐渡ってこういう感じでみんな見に来ているんだなぁ。なんて思いつつ、室内能楽堂の響きの良さに驚愕、いやーー室内で見ると、舞台の響きが格段に違うなーーなんて唸っていました。
一方、当時3歳の娘、頼むから静かししていてくれ~!!という切なる願いもうちくだかれ、赤ちゃんに気を取られているうちに、近くにいたお子様とすごい勢いで走っている。
ええーーあの子、あんだけ騒いでるのに、ご家族の方は放置? 相乗効果でうちの娘も加わって、大変な騒ぎになってるじゃん。頼むからそれは制止してほしいんだけど・・・
と顔をひきつらせながら、娘のところへ行き、一緒に遊んでいた子から引き離し、「しーー!」と話ていると・・・
向こうからとあるご年配の方が歩いてこられました。
・・・・まさか・・・・きちゃった?・・・・
その、まさかでした。
その周辺にいた子供連れの方々は怒鳴られ、全員外へ。
・・・ご迷惑をお掛けしました・・・
とりあえず息子と主人は見ているので、外で娘と終演をまっていました・・・
まあ、そんなことがあったので、今回はそうならないように、お願いしたいところです・・・涙