佐渡移住推進課日記

福島から移住してオーストラリアで米作り

今日、両津病院に子供の予防接種の為に行きました。

無事に予防接種が終わり、会計を待っていると、NHKのニュースが流れました。

原発事故の影響で、オーストラリアに移住(?)、そこで米作りをされているようです。

検索するとネットでは「オーストラリアで希望を収穫」ということで幾つか投稿がありました。

以前も話題になっているようです。

お名前はメモしませんでしたが、興味深かったのは、米を作ることによって、イナゴや蛍などが住むようになり、生態系も変化していくという話。
(蛍は確実に話されてましたが、イナゴは曖昧な記憶・・・・ほかに3,4つ日本の田んぼで見られる生物があげられてました)

オーストラリアは温かいので、3ヶ月周期でなんと4回収穫できるそうです!

すごいですねーーーー!

現地の方の話では商業ベースに乗るかはこれからなので不確定だけれども、場合によってはサトウキビに次ぐ収穫量の農作物になるかもしれないということでした。

福島から避難されたご本人は、「皆さん大変だけれど、私でもこうしてやっているのだから、もう一歩踏み出して」みたいな感じでおっしゃってました。

私も佐渡に来て畑を借りて、それまでは長年素晴らしい作物が作られていた畑なのに、持ち主の死去により、誰も畑をやるひとがいなくなり、たった3年、何も作らなかっただけで、その土地はひどくあれてしまい、その畑を種を植えることができるようにするまでに大変な費用と手間がかかることがわかりました。
(もちろんまだまだ土は根っこなどで固くなってしまっているので、良い状態にするまでに、あと2,3年はかかると思います)

ですから、農家の方においては今まで丹精込めて守ってきた畑を、手放すということがどれだけ大変なことか、また新しい土地で始めるということもどれほど大変なことかということは少し理解できます。

そして何よりも生まれ育った福島という土地を諦めきれない気持ちも良くわかります。

ですので、今日、ニュースで取り上げられていたこちらの方は、今までのものを活かして新しい土地で、しかも海外で新しい出発して、本当に稀な例で、だからこそニュースになっているのだと思います。

また詳細情報わかったらまとめてみます。

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