佐渡移住推進課日記

車田植(くるまだうえ)2015@北鵜島(きたうしま)見学してきました!

念願の車田植、ついに行って参りました。

車田植とは?
wikipediaによると

佐渡の車田植(さどのくるまだうえ)は、新潟県佐渡市(旧・両津市)大字北鵜島の習俗である。国の重要無形民俗文化財に指定されている。

こちらの看板に説明が書いてあります。
※クリックで大きくなります。

地域おこし協力隊の過去のブログによると、集落の田植えが終わった後の大安吉日に行われると書いてある。
うーむ。ということは状況に応じて日にちの変動があるということですね。

今回苦労したのは、いつ行われるかという情報集め。
ジオパークの講習会のときに会長さんに行きたいと思っていると話すと「もう日程決まってるだろうから観光協会とか聞いてみれば」とアドバイスを受け、電話してみると、まだ聞いてないということ。
1週間ぐらいたって親切に電話があり、「やってる人の電話はわかったんだけど電話しても誰も出ない」ということで電話番号聞いたけど、そのメモを紛失。
検索してもさっぱり情報が出てこない。

いろいろ考えた挙句、某ブログのほうにメールを送った所、「予定表では明日となっている」と情報。
明日か・・・
朝何時に始まるかにもよるけど、多分朝だし、金井から1時間半かかるから明日調整して向うのは厳しい。
旦那も明日は行けないよ、行かなくていいという勝手な判断。

自分だけでも行きたいと思ったが無理なので諦め、絶望的な気持ちになっていると・・・

某ブログの人からメール。
日程が変更になり19日に行われるようです。という情報。
時間を聞くと9時ぐらいからだそうだ。

なんとか時間調整していく手はずを整える。
前日は一応北村さんの運営するやま佐荘に電話すると出たーーー!
明日は一応予定通りに開催されるそうだ。
1時間半かかっていって開催されなかったらかなりショック大きいなと思いつつ、決意して決行。
結局出発が遅れ、7:45頃金井保育園を出発、新穂線を通って両津へ向かい、一周線へ。

前に大野亀に行った時に標章があったのであそこ目指せばいいのかなと思いつつも、辿りつけなかったらどうしよう。。。という不安もありながら、また時間との戦いにもなってきているのですごい焦って運転する。
前に大型車がいたりしてなかなか早く行けなかったけど。
大野亀を越え、北鵜島のバス停を越え、ぐにゃぐにゃの上り坂を登っていくと、標章あったーー


向こうを見ると、人が何人か立っている。ここだここだと慌てて車を止める。

時計を見ると9時ぐらい。
まだ田んぼの端っこに早乙女が立っている。
北村さんがお神酒を田んぼに流し込んでいるのが遠くから見えました。
残念ながらそこは写真とれなかったけど、早乙女が田んぼに入って開始するところからは見れました。

後日ビデオ編集してアップします。

田植唄担当のおばあちゃん。
担当して4-5年になるそうです。

 

唄も後でビデオアップします。

一番最初は立ってうたってましたが、すぐに座ってうたってました。そりゃそうですよね。大変ですよね。

衣装の袖にはフリルがついています。

「昔はこういうところぐらいしかおしゃれできなかったので、フリルとかつけておしゃれしてたんじゃないの?寂しい村で」なんていう発言もありました。

 

腰に付けたかごには3つぐらい苗束が入ってましたが、なくなると横においてある苗を北村さんが投げて渡す場面も。

この車田だけやけにおたまじゃくしが多かったです。農薬とか使わないからなのかな?

 

車田の横にも説明の看板がありました。

 

こちらがお神酒のボトル。

 

1時間ぐらいして田植え終了。

各局のマイクが束ねられているので、どうやら最後に北村さんのコメントがとれるようです。

参加者と見学の皆さんにおにぎりなどが振る舞われました。お酒もあったけど誰も飲んでなかった。さすがにw

 

写真撮影のために早乙女を座らせてカシャ。

 

田植えだけでも大変なのにみなさんの分のおにぎりまで・・

過去の他の方のブログなどでも記載がありましたが、ほんとにご苦労なことですね。
ほとんどがTV局とかの人で撮影終わったらすぐ帰ろうとすると「食べてってーー」とビニール袋に入れて追いかけて手渡してました。
すごいおもてなしの精神です。

wikiにも書いてありますが、車田のほかに「神さま田(かみさまだ)」(wikiではかみさんたと記載してあるが北村さんのコメントでは神さま田と聞こえました)もあって、それが田の水口になり下の車田につながっているようです。

 

これが神さん田。車田を1として5枚上の田んぼです。じゃがいもの下にありました。

 

車田から神さん田を見た様子。

NHKのニュースも出てました。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1034683291.html

皆さんとってもカジュアルでフレンドリーでとても愛を受けて幸せな気持で帰ってくることができました。
北村さんにおいてはいろいろあって、今年は開催できないかもしれないということもあったようですが、なんとか開催できてよかったというコメントでした。
皆さんからは、文化を継続していく公的な心をひしひしと感じました。

車の運転往復合わせて3時間以上でしたが来年も行きたくなっちゃいましたね・・・
ぜひご興味があればみなさんも!

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