佐渡移住推進課日記

【本のレビュー】マンガ 自営業の老後

佐渡(あるいは別の地方)に移住して自由気ままに生きるんだ!

と佐渡(地方)移住を考えている方へ。
某◯ケハヤさんが、地方に移住してしきりに会社勤めをやめろと煽っていらっしゃる。

確かに会社勤めはデメリットもありますが、この本を読むと、そういう一時の勢いでフリーランスとして生活しようという志はかなり萎えるに違いありません・・・。


マンガ 自営業の老後

FBのタイムラインに上がっていたので買って読んでみました。

この本では、自営業の著者が実際に仕事が激減し、途方にくれ、以前、仕事をくださいと声掛けした編集者からお金の勉強ということでお声がかかりこの本の出版に至った経緯が紹介されています。

著者はご夫婦で自営業。
かなりの著作にも関わっているにも関わらず、家のローンもなかなか審査が通らないなども書いてある。
えーーこれだけの稼ぎがあるのに、審査通らないの? じゃあ私が通らないのもムリはないか・・・とちょっとホッとしたり。

自営業ってほんとに信用ないんだな・・・

公務員と結婚すればよかった・・・

なーんてほんとに絶望的な気持ちにもなります。

勤務期間中は大変だといっても、やっぱり老後が安泰なのは公務員。
でも、世の中の人が全員公務員だったら社会は回らないし。

老後のために公務員もやりたくないし・・・。

一応、この本では自営業の人がどのように老後に備えたらいいか書いてあります。
また実存の人がどのように老後に備えているかも書いてあるので、参考になります。
人生の資本は健康体だから特にお金の備えはしてないけど、スポーツジムには行ってる人とか、80歳の看板おばあちゃんとか。

お金ことについては、とっても目新しいことが書いてあるかというとそうでもなく、内容的には、どちらかというと公的保証や税金などに対して割と無知に入る部類の人向けかなとも思いました。

著者は年金に加入してなかったので、かなりお金に関してはうとい部類ということが読んでいてわかります。なので内容的にもすごく深いかというとそうではありません。。。

個人的には、基本は公的保証(国民年金、国民健康保険、国民年金基金、小規模企業共済、確定拠出年金など)をフルに活用して老後に備える。という保険の専門家の先生の話が一番参考になりました。

年金払っていても、もらえる額は少ないということで払わない人も多くなっているようですが、年金は何と言っても終身でもらえる!
これが一番のポイントだということです。

そして最近では必要な資格期間が25年から10年に短縮されましたしね。
私の配偶者は外国人ですが、日本に在住していれば年金に加入できるようなので、明日市役所にいくついでに主人の年金も加入してこようかなと思いました。

長年自営業していてすでに対策をしているという人向けというよりも、まだ独身で自営業の年数が若い人とか向けになるとは思います。著者はお子様もいらっしゃらないので、子供がいて自営業でお金を貯めようと思っていてもできないという方には参考になる内容は少ないかもしれません・・・

それでも何かしらきっかけはつかめると思うので自営の方は一読してもよいかもです。

あ、あと佐渡で個人事業主や自営の方は、やはり地元の商工会に加入をおすすめします。(ほかもそうだとは思いますが・・・)
小規模企業共済などの手続きも商工会でできますしね。私が商工会に入ったきっかけは、青色申告の仕方がわからないのでという点でしたが、加入したお陰でいろいろメリットがあります。小規模企業共済も手取り足取り手続きしてもらいましたし。

準備は早いほうがいいですものね。
ぜひ早い備えで楽しい佐渡ライフ、もといローカルライフを!

※あくまでも管理人の個人的な感想ですので、ご了承ください。

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