ちょっと昔・・・「まんぷく寺でまってます」フィーバーが佐渡島内で起こっているころ、大変申し訳ないのですが、私は全く感心がなく・・・
最近になって読書感想文の課題図書に選定されたと聞いて、「ほう、なるほど。良い本なのかもしれない」と読んでみました。
(※「まんぷく寺でまってます」とは、絵本タイトルであり、作者が佐渡出身なのです。)
本当に大変失礼なのですが「作者が佐渡出身というだけでこんなに大騒ぎするのはいかがなものか」的に斜に構えておりました・・・
ところが!
読んで見てびっくり!
とっても心にしみるいいお話でした。
今年読んだ本の中で一番いい本かもしれない!(まだ半年ですがww)
読み始めは「こんなに具体的な地名が上がっていて、佐渡以外の人は読みづらいと思うんだけど・・・しかも主人公の男の子の心の声を細かく書きすぎ!」なーーんて思ったりする場面もありましたが、後半は本当によい感じでした。
あまりネタバレすると何なのですが、簡単にいうと・・・・
お寺の息子さんが一応主人公?でサブ的に?もう一人の中心人物が同じクラスの女の子。
この女の子、とっても悲しい出来事を経験して1年になります。
その出来事以来、家の中でも学校でもほとんど話をしなくなっていたのですが、主人公の男の子とのやり取りを通じて、心が解放されていくお話。
へぇーーお坊さんの存在価値ってこういうこともあるんだな・・・なんていう副産物もあります。
大人が読んでも非常に読み応えがありますので、夏休みご家族でいかがでしょうか?