佐渡移住推進課日記

古典芸能@佐渡市

今日、お昼の時間、夏休みなので子どもたちの昼食も作らねばならず、面倒だなと思う心と疲れた心を引きずりながら、「今日は昼休みぐらいTV見てくつろごう」とたまたまEテレをつけると(TVは子どもたちがほとんどEテレしかみないので、つけるとほとんどEテレ)・・・

アンコール「古典芸能キッズ大集合」をやっていました。

http://www4.nhk.or.jp/nippongeinou/x/2017-08-21/31/11163/2142317/

古典芸能を愛するティーンズが登場しているようで、TVをつけたときはすでに箏曲「八千代獅子」が演奏されていました。
よく見ると生田流と山田流両方の爪が見えます。

へえーー違う流派で演奏なんてめちゃくちゃ珍しい・・・なんでこんなことしてるんだろう・・・

と不思議でしたが番組の趣旨を後で知り、納得。。。

次に尺八を愛するメンバーが登場。
尺八は楽しい、と1日2時間練習する方もいらっしゃるようで。。

なんて素晴らしいんでしょう。。。

尺八の次は、また琴でした。
第34回全国小・中学生箏曲コンクールグランプリの方が登場、宮城道雄作曲の「手事 第一楽章」でしたが、素晴らしい演奏でした。

その次は、歌舞伎のキッズスクールの様子なども。歌舞伎役者から歌舞伎を学べるスクールがあるんだそうですね。
かなりたくさんのお子様が習いに来ていたのでびっくりしましたが、これってお子様が自主的にやりたいと行ってる人はどのぐらいいるんだろう、なんて思ってしまいました。。。

さて、佐渡は何もないっちゃ!
といわれつつも、伝統芸能に関しては、バラエティに富んだ芸能の宝庫なのではないかと思います。
羽茂高校では昨年、第40回 全国高等学校総合文化祭にて、郷土芸能部門 最優秀賞・文部科学大臣賞を受賞していますからね。
日本を代表できるレベルということですよね。素晴らしい!

伝統芸能の知識や技術を持つ方々が次々に他界されているので、どうやってそれを残すか、というとやはり今のところ人間に託すしかありません。。。早く若い人に受けついでもらいたいところですが、全国的にそうも行かないので、関係者としては本当に頭が痛い。

他の地域はわからないのですが、私の住む金井地区では保育園の年長さんから小学生を対象に「わくどき教室」と称した、日本舞踊や能楽の教室が無料で受講できます。先生たちは、もちろん、教える資格も取得し今もなお精進されている方々ばかり。
習っている息子と娘が「無料で習うのは悪いから、お稽古料払おうよ!」というぐらいです。

民謡に関しては大人向けのサークルですが、各地域に必ず団体があるので、興味ある方は、公民館などに問い合わせると参加できると思います。

ほか、箏曲・三味線・雅楽・文弥人形・のろま人形・歌舞伎(片野尾)・春駒・狂言・・・
その地域だけの芸能もあるので芸能好きにはやはり佐渡はいいですよね。

地域の公民館の芸能祭を見に行くと、どんな団体がどんなことをやっているか把握できると思います。
皆さんメンバー募集中ですし、発表の前にもメンバー募集の告知があるのでわかるのでは・・・

今日たまたまTVをつけて、日本の伝統芸能を愛する若者がまだまだこんなにいるんだなと知り、そして芸能の宝庫である佐渡でも、もっと古典芸能を愛する若者が増えるといいなと思いました。

そういえば(というとついでのようで失礼なのですが)
以前、鼓童のメンバーだったレナード衛藤さんのお父様はアメリカで高く評価された箏曲家だったということを知り、大変衝撃を受けたことがあります。

レナードさんのあの才能は背景があってのことなのですね。
素晴らしいです。

衛藤公雄さんの音源をCD化したものです。

近いうちに入手して聞いてみたいと思っています。

つれづれ書いてしまいましたが、佐渡には伝統芸能学べる環境があるよ!という宣伝でした!

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