佐渡移住推進課日記

農業のマーケティング教科書

生産者と購入者の違いがアンケートなどの実例を用いて説明されているので読み応えがありました。

農業のマーケティング教科書 食と農のおいしいつなぎかた [ 岩崎 邦彦 ]

生産者ではなくでも、販売するときに「買う方の視点で」とマーケティングの本などではよく言われると思いますが・・・

では以下の質問で( )の中には、皆さんだったら何を入れますか?
「トマト + (   )」= 満足

これはなるほどと思ったのですが

生産者は・・・・・

おいしさ、品質、うまみ・うまさが上位だったのですが

消費者は・・・・・

チーズ、パスタ、塩が上位3位だったそうです。

こういう風にデータを提示されるとなるほど、そうくるか!とびっくりしますし、作る方と買う方の視点にかなーーり乖離があることがわかります。

あとは他にも

単に「いちご」と記載があるものと「あまおう」と書いてあるものと、いくらまで払ってもいいかのアンケートに対していちごは444円、あまおうは550円という結果。

どちらのメッセージに惹かれるかというアンケートでは
友人の「このトマト、とっても美味しいの」=73.4%
お店の「当店のトマトはとても美味しいです」=26.6%
という結果など、具体的にデータとともに記載があるのでとっても参考になります。

あまり内容を書くと本が売れなくなると思うのでこの辺にしておきますが、第一次産業に携わる方、何か販売したい方にはおすすめの本だなと感じました。


農業のマーケティング教科書 食と農のおいしいつなぎかた

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