タゴール
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バングラデシュの用語ミニ辞典
インドが生んだ詩聖タゴールの142回目の生誕年には、タゴールTシャツなるものも発売され、
にぎわいました。
インドの人なのに、なんでバングラの人まで、こんなに熱狂するの???と思ったら、
バングラデシュ国歌の作詞作曲を手がけていたんですね。忘れてました。
タゴールは、1861年生まれ。お父さんは、社会改革で名高いラームモーハンローイ(ヒンドゥ教徒とイスラム教徒の融合、未亡人制度
(夫が死亡した場合、妻も一緒に火葬する制度)や幼児婚の禁止などをはじめた)の弟子で、なんと、モホルシ(モハ(great)+ルシ
(Saint))と呼ばれた聖者なんです。血統がいいんですね。
タゴールは、詩聖としてよく知られていますが、音楽・戯曲・小説・絵画・思想・哲学など、幅広く才能を発揮し、
アジア人最初のノーベル賞受賞者です。
コルカタ近郊のシャンティニケタン(シャンティ=平和、ニケタン=家)に、現在のタゴール国際大学の原型を設立したといいますが、
もうひとつ、おじいさんの代から建設が始まった大学もあるということです。(正確な情報は、調査中です。)ともかく、
より高度な教育施設のために、ノーベル賞で得たお金をすべて投入したといいます。
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