佐渡移住推進課日記

トキガイド養成講座 受講終了しました

昨日、3人の子どもたちを家に置き去りして、最後のトキガイド養成講座を受講しました。

講師は、前佐渡市長の高野宏一郎氏。

講義タイトルは、日本における独創的な農文化システムの総合的な評価手法の開発(GIAHS専門家委員会の活動を通じてみたこれからのGIAHS認定推進の行方)

※GIAHSについて、佐渡市のHPに概略が書かれています。
https://www.city.sado.niigata.jp/topics/gihas/index/index.shtml

見るからに難しそうな内容ですが、実際もわけがわかりませんでした・・・苦笑

しかし、最後にふさわしい、非常に高い次元のお話だったと思います。

あるなら、ないよりはいいし、せっかくだから、という理由で、トキガイド養成講座受講を決めて、時折だんなに「トキガイド構成講座なんて行く必要ないじゃん」と嫌味を言われながらも、なんとか出席。

思ったより充実した講座内容で、最初は受けるからには、3月23日のトキガイド検定試験にも受からねば!という気持ちでしたが、この講座を通して、トキについて学び、佐渡について学び、そして、地球という生態系について学び。

小さな動機で始めた自分がなんだか情けなくなるぐらい、佐渡の素晴らしさだけでなく、地球の素晴らしさ、そして人間の叡智の素晴らしさを知ることができた講座でした。

今回の講座ですごいと思ったのは、佐渡では、トキを始めとする生物と共存し、生態系を守るために、低農薬栽培が浸透しているという点。

ほとんどの佐渡の米が農薬5割減になっているということです。

私は佐渡に来てから生協の宅配で低農薬の佐渡の米を定期購入していますが、低農薬が佐渡では当たり前になっているということが、本当に素晴らしいと思いました。

今回のトキガイド養成講座は、予想以上に高齢の方が多く、ちょっとびっくりしましたが、トキガイドという狭い分野にとどまらず、佐渡の生態系を守るために、高い意識をもって活動されている方も多くその点も、素晴らしいことだなと、思いました。

もし来年もあるとしたら、また受講したいと思いましたし、ぜひ若い方にこそ受講してもらいたい、と思いました。

モバイルバージョンを終了