数ヶ月前、ジオパークガイドさんの知識がすごいので、やはり自分も少しは勉強せねば。。。と図書館から佐渡の歴史を本を借りてきて読みました。
その中で、大久保長安の死後、血族は皆殺しにあったという記述があり、とても不思議に思いました。
大久保長安は、初代佐渡奉行。
猿楽師の父を持つ関係で、佐渡における能楽の普及にも貢献した人物です。
その当たり、なぜなのか先輩ガイドさんに聞くと、金山の発展に大きく貢献する中、富もかなりの程度得ていたので、妬まれて、死後、墓を掘り起こし、首をわざわざきられたという記述もあるんだとか。
なるほどーーそれで血族も大変な目にあったということですね・・・
で実際悪人だったわけではなく、不法に何か富を得ていたわけでもない。のに死後の手のひらを返すようなこの仕打。
一説によると徳川家康への謀反を計画していたとかいないとか・・・
いずれにしても権力者の気分を損ねる何かがあったようです。
前置きが長くなりましたが、この本では、佐渡における大久保長安の功労だけではなく、大久保長安が日本(世界?)の中でどのような活躍をされたかの、全般が書いてあります。
基本筆者の仮説があり、それを検証していく形になっています。
大久保長安はルーツを秦氏にあるとしていて、日本国内だけでなく、筆者が大陸にわたってゆかりの地を歩くというのも面白い内容担っているのでないかと思いました。
大久保長安と金銀山の発展、石見銀山も含めて非常に重要な人物であることがこの本から分かります。
大久保長安関係の本は他にもあるかと思いますので、今後も引き続き読んでいきたいと思いました。