佐渡移住推進課日記

赤泊祭り 2015年4月18日

昨日18日は赤泊のお祭りに行ってきました。

以前、赤泊のガイド研修会で赤泊資料館でみた山車があまりにも素晴らしかったので、これは行かねば!と思っていた所、丁度今年は土曜日で良かったです!

ただ現地の方に言わせると「天気も良くて土曜日なのは10年に一度ぐらいなのに、TV局もきてないとはどういうことだ!」と怒ってました。。。

私も同感です。。。

小木や相川の方には大変失礼なんですが、小木や相川なんかよりも栄えた形跡がある街なのに、世間一般のイメージが地味過ぎる赤泊!

さて。

赤泊祭りは、八幡若宮神社のお祭り。

若宮神社は赤泊番所のある公園?駐車場?を背にして商店街を右に行き、赤泊商工会を越えたところにあります。
階段が半端ない・・・うちの3歳児をどうしようかと思いましたが、頑張って自分で登ってました。(もちろん手はつないでます。抱っこなしでという意味で)

旗の下にはさるぼぼ?

立派なお神輿です。出待ちのカメラマンが数人。

神社の前にはお母さん達が数人立っていて、中には白装束の女の子が数人。主人(外国人で日本語ほとんど話せない)が「あの人何?」と聞くと、お母さん達は誇らしげな顔で「稚児!」と答えてくれました。

あとで出てきますがお神輿の前で舞う女の子です。

お神輿の出発を待たずにとりあえず神社を越えて山の上の城の山公園に行き、戻ってきて知人の家でお昼をごちそうになっていると太鼓の音が。お神輿の行列です。

神輿の行列


山車も来ました。

山車方向転換の様子。


しばらく行くと山車も行列も歩みをとめ、ござが敷かれました。

お神輿にお祈りをしていお稚児さんの舞か!

と思ってたら山車から人が登場して踊っています。

 

大変失礼ながらこの演歌風の踊は古典的な祭りの雰囲気にあわないのではないかと思ったのですが、こうしたプロの人を呼んで踊ってもらうのが習わしなんだとか。個人的には地元の人達の踊りで十分のような。。。

でいよいよお稚児さんの舞。

稚児の舞


この辺は資料が少ないので後ほど調べて加筆します。

一旦お休みどころまで行って休んで夜7時ぐらいに提灯を灯してまた帰ってきて22時頃にお祭りは終わるようです。

「ゆっくりゆっくり歩くのが赤泊の祭りなんだ」

山車も引っ張っては休み引っ張っては休みでふと見るとこうして休んでます。

一見若者がそこそこいるようですが、実際はとなり町からの借り人もいるんだとか。昭和30年頃の全盛期にはお稚児さんも山車の引き手もやりたくてもみんなはやれないので選ばれた人だけだったようです。お稚児さんは本来初潮前の女の子のようですが、人がいないのでだいぶ規制緩和してるとか。

いろんなところで後継者不足が叫ばれてますが、最後に話を聞いた現地の人は、「東京にいった人たちに交通費だけでも払って祭りの日に戻ってきてもらえばいいんだ!以前はやりたくてもできなかった人もいるんだからその悔いを晴らすことにもなるしな」

以前は山車が3台ありましたが今は1台は赤泊資料館に展示されており、祭りに登場するのは1台のみ。
屋台のお店も去年は結構出てたのに今年は少ない!土曜で晴れてる好条件なのに!と怒ってました。

お神輿もお稚児さんも素晴らしいのでぜひとも佐渡島外からも見物が来るといいですね。食事処がサンライズ城ヶ崎とかしかなくそこも厳しいですが食べる場所は公園などありますので、お弁当など持ってくるとかで、ぜひ来年はみなさん4月18日に赤泊へ!(毎年決まった日です。)

ちなみに赤泊の資料館にはお祭りの資料が展示してあります。

 

これは資料館2階から見たところ。

 

お囃子の子どもたちは山車の屋根にあがります。ベルトなどで安全を確保しているようです。

音もお祭りのと同じものが流れてます。
入館料200円。長谷川海太郎コーナーもありますので見応えがあります。

残念ながら祭りの時は家の前にお店が出ているので建築物の観光はできません。
個人的にはそれをなくしてお祭りを楽しみながら町並みも見れるようにするといいのにと思いました。

あとは野菜の種などを売っていたのですが、こんにゃく芋の種芋も売ってました。知人の家ではこんにゃくも手作りでしいたけも手作りというのでまた国仲とは違った文化を感じます。

個人的にはしいたけ栽培したいです。。。また調べて挑戦しようかと思います。

ぶれててすみません。自家製のしいたけが入ったご飯とおつゆ。
いつもは白いご飯しか食べないのにこの後、家で舞茸ご飯作ったら子どもたち食べてました。
よほどしいたけご飯美味しかったんでしょう。

 

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