先日、ジオパークの特別研修会がありました。
講師は徳山大学経済学部 准教授で、元室戸ジオパーク推進協議会専門員 柚洞一央氏。
ものすごい面白い方で、2時間の勉強会でしたが休憩もなしでとっても楽しかったです。
研修会の様子。
佐渡は日本ジオパークに認定されていますが、ガイドの資格を持っている私でさえ「なにそれ?美味しいの?」な状態です。
それは地層や岩、石を入り口にしてジオパークを語ってるから!
柚洞さんがいらっしゃった室戸では、例えば漁の体験イベントを組んで、魚をとってもらい、帰ってきて港で魚を料理して食べる。
その時に「なぜこの場所にこの魚がいるのか」という入り口からジオを語る。
ジオを通してよりよい町にしてみんながハッピーになる。
それが本来のジオパークの目指しているところですよね!
だから室戸ではジオパーク認定審査のとき、災害用の一斉放送で草刈りを呼びかけると、みんなやれる人は協力してくれる。
審査員が明日帰るので朝何時に道路にたって見送りましょう!と呼びかけると、みんな立って手を振ってくれる。
そうやって地質がわからない人も「自分ができることをやる」という参加の仕方をしていることで世界ジオパークに認定されたという経緯があります。
内情を聞くと、いつも人の批判をしたり、もじもじして自分の意見を言わなかったり、などどこかの島民と共通するところがあるところも非常に共感を覚えました。(私は責めてるわけじゃなくて、どこ行ってもそうなんだな。だから佐渡ができないことはないという確信を持ったのです)
キーワードはコラボです!コラボ!
職人の技術+高校生のアイデア力=優れた企画の実現とか。
佐渡も飛躍していくために、いろいろ課題はありますが、お役所の人だけに任せるのではなく、民間の我々も巻き込んで、みんなが自分ができることを行ってよりよい佐渡にしていけたらいいですよね。
ということで、この感動が薄れないように、いろんなところにこの学びを活かして、よりよい佐渡のためにわずかですが尽力していきたいです。