佐渡移住推進課日記

楽器の演奏は天皇のお仕事?@第6回佐渡学セミナー

去る2月4日、新穂トキのむら元気館にて佐渡学セミナーがありました。

スケジュール的にかなり苦しかったのですが、多分これを逃すとそうそう聞ける内容ではないと判断し、がんばって行って来ました!

10分ぐらい遅れて会場に入ると・・・

資料はすでになくなっており、会場を見渡すと・・・・

佐渡の若者がたくさん!

・・・といっても、写真じゃよくわからないですよね・・・

一番後ろの方は実際若い方ですし。。。

テーマはこちらのPDFにあるように
「佐渡島遺跡群からみた東日本弥生社会の一断面」と
「順徳天皇と宮廷芸能」です。

先生はお二人ともお若い方で、1時半から4時45分という長い時間にも関わらず、飽きることもなく充実した時間でした・・・(といいつつも最後のほうは体力の限界で意識を失ってましたがww)

取り急ぎ、備忘録も兼ねて簡単な内容しか書けないのですが、
前半の「佐渡島遺跡群からみた東日本弥生社会の一断面」でへぇと思ったこと。
・猿八の青玉石が管玉として島外の遺跡から発掘されている
・管玉を装着できたのは限られた人
・発掘とは関係性を掘り出す作業(例えば、人骨と管玉が発見された場合、どのような位置にどういう形でどのぐらいの数がおいてあるかによって、管玉がどのようにつかわれたか予測する、のような感じ)
・人類歴史を1日に例えると、
0:00人類誕生
23:52ホモサピエンス誕生
23:56縄文時代
23:59弥生時代
0:00現在

後半の「順徳天皇と宮廷芸能」でびっくりしたこと
・講師の中本先生は、徳和祭りに来る新大生の引率者であること(徳和祭りの記事はこちら>>
・順徳天皇は芸能の方であった(理由は、政治は上皇がとっていたので、多分時間があったと思われる・・・)
・天皇の重要なお仕事は3つ。1.学問 2.管弦 3.和歌
・順徳天皇の日記は14歳が書いたとは思えないほどしっかりした内容

中本先生は著書もあり、資料も詳しいながらもわかりやすく素晴らしい講義でした。

ちなみに最近出版された本の表紙に順徳天皇が描かれています。

左上の琵琶をひいている方がそうです。

中本先生の本
宮廷の御神楽―王朝びとの芸能―
宮廷御神楽芸能史

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