佐渡移住推進課日記

残された人々の声@風の電話【絵本レビュー・東日本大震災関連】

昨日、娘のお稽古の発表会リハで相川に行って来ました。ちび同伴だったので騒ぎ始めたところを同じ建物内の図書室へ連れて行くと。。

以前から気になっていた「風の電話」の絵本があったので読んでみました。


風の電話

日本国内ではあまり知られてないような気がするのですが、海外のメディアで一時非常に有名になったものです。

簡単にいうと、東日本大震災の津波で多くの方がなくなった岩手県のある市にある電話ボックスなのですが、電話線はつながっていません。
そんな電話ボックスに、ひっきりなしに人が訪れて、思い思いの人に電話して話をするのだそうです。

絵本を読むと、子供でも風の電話の役割がわかり、また、残された方々の傷みがわかる、とってもよい仕上がりだと感じました(とかくと生意気なのですが)。

こちらにNHKの取材の動画もあります。全部は見てないですが、絵本を読んだ後に見てみるとよいと思いました。

※多分違法アップードだと思いますのでご了承ください。。。

5年たってもなお、こうして風の電話の存在に支えられている人がいるんだなと・・・。
人前では愚痴や悲しみを外に出さない、東北人ならではなのではないかなとも思いました。

風の電話をご存知なかった方はぜひ動画を見るなり、絵本を読むなりしてみてはいかがでしょうか?

こうして素敵な絵本にしてくださった作家さん、出版社さん、またNHKの動画の中にも登場する電話をしている方々、貴重な内容をありがとうございました。このような悲しい災害が起こらないように願うばかりです。

かぜのでんわ [ いもとようこ ]

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