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vol.215 06.02.20 バングラデシュテーマソング/世界に誇れるバングラデシュ

公開日: : 休日, 文化, 歴史

●バングラデシュテーマソング
●世界に誇れるバングラデシュ


●バングラデシュテーマソング
明日は21日です。
この日はエクーシュ(エクイーシュ)と呼ばれる特別な日です。エクーシュは21と言う意味なんですけどね。
どんな日というと、東パキスタン(現バングラデシュ)の民が、ベンガル語=母国語を使用できるようにするために、立ち上がった日です。
その犠牲者達の記念碑がダッカ大学構内のショヒドミナールです。この間、カレダ・ジア首相が日本に行ったときに、池袋にも作るとかいってやってましたが・・・。
この言語運動は1952年当時、世界ではじめてだったので、この日を記念して、国連の母国語の日に設定されました。
うちのだんな、テーマソングを集めました。
>>http://www.unnayannews.net
英語に強い方は、ぜひ記事も。
21日に1日中、町に響き渡る曲は、1952の最初の曲です。
明日というか今日深夜0時、首相の献花に始まって、国内から追悼のために集まってきます。
でも、どうやら今回はその追悼行列も少なくなるような気配。というのも、原理主義の方々が、献花→参拝→偶像崇拝という解釈をし、反対運動が高まっているからとか。いつどこで爆弾事件が起こるかわからない、緊張した雰囲気のようです。
いつもはリキシャでシャーといけるショヒドミナールですが、この日ばかりは、徒歩のみのアクセス。
30分以上歩きます。(歩いて5分のところもリキシャを使うベンガル人には重労働)
そして、雰囲気を楽しみながらいくので、さらにのらりくらり。
その道端には、彼らを獲物とする露天商が・・・。
3、4年前、初めていったときは見事、我が家も引っかかりました(笑)。
世界最貧といわれても、かなり世界に誇れる宝があるのです。
次のタイトルに続く・・・。
●世界に誇れるバングラデシュ
で、今年、デイリースターは15周年を迎えました。
その記念記事の中で「バングラデシュ国民の誇りと自信キャンペーンについて」
というタイトルで以下の記事がありました。(以下、日本大使館のメルマガより抜粋)
2月4日付当地デイリー・スター紙は15周年記念として、バングラデシュ人が
独立後35年の間に達成した世界に誇るべき成果とその担い手たちについて特集
を発行し、以下を挙げました。
第1は世界をリードするNGO。世界最大のNGOであるBRACやモハマッド・ユヌス
教授が発展させたマイクロ・クレジットなどの貢献。
第2は国際社会におけるバングラデシュの名声を築いたPKO隊員。現在、世界
第1位の9758名に達するバングラデシュPKO隊員は、卓越した規律や傑出した
能力によって派遣されたアフリカ諸国で現地住民から高い信頼を獲得。
第3にコレラなど下痢の世界的特効薬である経口補水液を発明したICDDR,B
(国際保健人口研究センター)。
第4にバングラデシュ全輸出額の4分の3を稼ぐ縫製業を支える女工たち。
第5はバングラデシュ全輸出額の約半分に相当する40億ドルを送金する海外労
働者。
第6は建築家。ベンガルの豊かさとアメリカの活力を活かしてシカゴの「スカ
イライン」を作ったF.R.カーンや、ゼロから今日の現代バングラデシュ建築の
発展を築いたマズハルル・イスラムなど。
第7は目覚ましいバングラデシュ経済発展を支える民間セクターを担う企業家
たち。
第8はベンガル精神を伝え発展させるバウルなどの民族音楽家、画家、舞踏家
など。
この特集は、バングラデシュの人々がこれまで飢餓、洪水、汚職などネガティ
ブな要因のために自信喪失気味である中で、実は独立以来多くの民族として誇
るべき勝利と成果を収めており、これらを世界に語ってみたいとする画期的な
試みです。この試みは、以下の意義を持っています。
第1に、民族としての誇りと自信を持つことは更なる発展への駆動力になりま
す。同特集が掲げた分野における一層の進歩と、それ以外の分野でも新たな進
展が期待できます。
第2に、更なる発展は民族としての自信を一層強め、国民が力を合わせて良く
していこうとの気運の醸成を可能とします。
第3に、このような気運の醸成は、バングラデシュの発展を阻む原因として広
く指摘されながら、改善のため殆ど具体的行動がとられることのなかった対立
的政治の克服と汚職撲滅について、大きな一歩を踏み出そうとの国民的決意を
生み出すことも予想されます。
第4に、バングラデシュの人々が民族の誇りと自信について発信を始めること
は、海外におけるバングラデシュの評価の見直しを迫り、これまでの不当に低
いイメージを是正する上で大きな一歩となります。
このように、バングラデシュ国民としての誇りと自信を求めるキャンペーン
は、バングラデシュ発展の大きな力になるものです。今回のデイリー・スター
紙の特集をキッカケに、バングラデシュ官民が力を合わせてキャンペーンを継
続する努力をして欲しいと願っています。たとえば、各紙が6ヶ月に1回この
ような特集を掲載すれば、数年後には大きな効果が期待できる筈です。
来年1月の総選挙に向けた選挙戦は既に始まっていますが、「バングラデシュ
国民としての誇りと自信を持とう。この誇りと自信にふさわしい国にしていこ
う。その実現のための政策と手順に関する我が党の綱領はかくかくである。」
といったポジティブな選挙戦を展開する政党が出てくれば、その政党の勝利の
見通しが大きくなることは間違いなく、また「自由かつ公正な選挙」を実現す
る上でも大きな力となります。
10年後20年後に豊かになったバングラデシュ国民が、今回の特集をキッカケと
する誇りと自信キャンペーンこそ、バングラデシュ発展の大きな転機であった
と振り返ることになるような日が来ることを願っています。
……………………………………………………………………………………………
□編集後記
最近1ヶ月に1回の発行は押さえられているようです(笑)。
冒頭にありましたが、バングラサイト、リニューアルというか引越ししました。
いろいろ構想は膨大ですが、中身がついていきません。ただ今年こそはバングラに誇れる日本語バングラ情報サイトにしていきます!
今後ともよろしくお願いします。

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