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vol.241 07.01.30 ムハッラム

公開日: : 文化

今日は、ムハッラムというイスラム教の祝日です。


ムハンマド(モハメッド)が亡くなった後、後継者争いがおこったのですが、それで亡くなったHusainの慰霊祭のような感じです。
自宅で仕事している我が家は、普段と変らない生活です。
このメルマガ執筆現在、ビザオフィスから役人が来て、書類チェックとみせかけ、賄賂要求している模様です。
彼らは、休みの日に限ってきます。ほんとにむかつきます。笑
今日のメルマガでは、本邦初公開とも言える(?)衝撃的な手記を公開いたします。
とある読者さんからのメールを以下に転載いたします。
私は彼に転載許可を得ています。この文章をブログなどで使用したい場合は、掲載媒体、管理人のお名前、ご連絡先をそえて、私にご一報くださいね。笑
では、いきますよ?!
ショックで心臓発作を起こさないように!
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ビザ問題といえば、2004年にバックパッカーとして旅行していた時、ミャンマーにあるバングラデシュ大使館でこんなことがありました。
日本でビザをとっていなかったので、ミャンマーの首都ヤンゴンでバングラデシュビザを取得しようと、在ミャンマーバングラデシュ大使館を訪れた私。
奥からでてきたベンガル人オフィサーは、ひどく高圧的な態度で、「君は日本人だろ?だったら日本でビザをとってくればいい。ここはミャンマー人とバングラデシュ人のための施設であって、日本人のための施設ではない」とピシャリ。
「日本を出る時点では、バングラデシュに行く予定はなかった。タイで会った旅人に、バングラデシュがいかに素敵な国かを聞いて、ぜひ自分の目で確かめたくなった」と、おだててもすかしてもダメ。
泣いても頼んでもダメ。「ビザが欲しかったら日本へ戻るんだな。さあ帰りたまえ」の一言残して、そのまま奥へ引っ込んでしまいました。
悔しいやら悲しいやらわけわからんやらで、唖然。が、どうしてもバングラデシュという国へ行きたかった私は、翌日もまた懲りずに大使館へ行き、同じようなやりとりを続けました。今回は意地でも動かないぞ、と決意し、「頼むからアプリケーションをくれ」の一点張りを10分続けた結果、オフィサーが根負けして、やっと申請用紙をゲット!
翌日、記入済みの申請用紙を提出すると、「ビザの用意ができたら電話する」とのこと。よろこび勇んで宿に戻りました。
数日後、宿に電話が入りました。「ビザの用意ができた。今すぐ、大使館に来なさい」
普段は絶対に使わないタクシーをすっ飛ばして駆けつけました。
ところが、汗水たらして駆けつけた私は、ロビーで散々待たされ、やっと出てきた冷血漢オフィサーは、私を一瞥するやいなや、「お前のビザはまだできていない。明日にでもまた来るんだな」と一言。
・・・いやがらせですか?
「でもあなた、さっきの電話で、ビザができたからすぐにくるようにと言いましたよね?」と食い下がる私。「いずれにせよ、お前のビザはまだだ。帰りたまえ」とオフィ
サー。
そこに卓袱台があったら、間違いなくひっくり返してました。
なんという対応の国だ!これはますます、一度行って自分の目で確かめなければならない!と使命に燃えました。
翌日、また宿に電話が入り、今度は歩いていきました。タクシー高いですから。その日は肩すかしくらうほどあっさりとビザが発給されました。スタンプをポンと押してオフィサーの署名が入ってるだけの簡素なビザでしたが。。
たかだビザ、されどビザ。
これまで旅してきた15カ国の中で、手に入れるのに一番苦労したのが、バングラデシュビザでした。
後日談。
苦労して取得したバングラデシュビザの載ったパスポードは、数日後にカバンごとひったくりに遭い、失いました。パスポートよりも航空券よりも、バングラデシュビザを失ったことが一番痛かったです。笑
まずパスポート再発給してもらい、バングラデシュ大使館でまた全く同じようなやりとり(日本へ帰れだのなんだの)があって、無駄足させられ、合計8往復もして、2枚目のビザをゲット。
バングラデシュへの道のりは長かった・・・・。
一度、カナダ人旅行者が同じオフィサーに同じようなこと(カナダに帰れ)言われて、ブチキレてるところに遭遇しました。
そのカナダ人はすごい剣幕で、「私はこれまで60カ国を旅してきたけど、こんな酷い対応を受けたのは初めてだわ!あんたの上司に訴えて、あんたをクビにさせるわよ!」とすごんでました。
が、オフィサーは、不敵の笑みを浮かべ、「ふん、できるものならやってみるがいい」と鼻で笑ってました。恐るべし、冷血漢オフィサー・・・。
============転載ここまで===============
ここまでビザ取得に苦労されても、いざバングラデシュに来てみたら・・・・
なんてことはなかったのかな?とすごい心配になって、恐る恐る、渡バンの感想を聞いてみました。
すると・・・・・
=================================
苦労の末に訪れたバングラデシュは、最高でした。
いや、最高に衝撃的でした。その直前に滞在していたミャンマーがあまりにも脱力系だったせいもありますが、隣国バングラデシュはもう別の惑星に感じましたよ。
あの人と車の多さ、人々の親切さとお節介さ、人々の好奇心の強さ、殺気だったドライバー達、罵声と俳ガスとクラクションに満ちた路上、傷だらけのバス、空気の悪さ・・・。
私が行った国の中では一番貧しいといわれている国でしたが、人々からのもてなしも一番厚かった。バス乗ってるだけで、隣の乗客が私のバス代まで払ってくれちゃう。一日に4度も違う客に払われたこともあります。(断わっても、バスの車掌が私から金を受け取ってくれない!) 道に迷えば、目的地まで連れて行ってくれちゃう、日本にいたことがあるという人に会えば、手厚くお食事招待。
バングラデシュに3週間滞在してから、隣国インドに行きました。インドが初めてだと言うと、他の旅行者は「じゃあ、カルチャーショック受けてるでしょう?」と嬉しそうに聞く。だけど、バングラデシュに較べれば、インドなんてちょろいもんだ、というのが私の正直な感想でした。笑
バックパッカー長旅で訪れた国の感想をよく聞かれますが、いつも答えは一緒。
「一番好きな国はネパール、一番衝撃的だったのはバングラデシュ。人々は貧しく町は汚かったけど、好奇心とホスピタリティーはどの国よりも強烈」。
いつもメルマガ読みながら、管理人様の暮らしを想像してます。貧乏バックパッカーの私がかの地で見てきたのとは全然違う暮らしなんだろうな、と。
一度、日本で働いたことのある人の家に呼ばれてお邪魔したんですが、大理石張りのトイレのついた瀟洒なマンション住まいでした。美しい奥様のほか、召使が3人もいましたよ。ランチなのに、おかずが6種類くらいでてきました。だけど、危なくて子供を外に出せないとも言ってました。
============転載ここまで===============
私も、今回、バンコクに滞在して「ダッカのほうが居心地がいい」って思いました。
結構イっちゃってます。笑
だんなが、バンコクで発した言葉。
「タイはこんなに観光化が進んで、近代化なのに、人々の生活は貧困に窮している。なぜだ」
そういった意味では、バングラデシュはまだいいかもしれないですね。
だって、観光も進んでないし、空港はあんな感じで、近代化とは程遠いし・・・・笑
歴史ある遺産も、保存状態が劣悪なので、遺跡周りなんかする気になれません。
3日前も、ディナスプールの知人と話してて「あ、カンタジ?ル?汚いよね」
って言ってましたから!
現地人として少しは誇る気持ちがないのか!
世界的にみたらテラコッタ彫刻で有名なのに、ね。
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□編集後記
最近、ころちゃん、ディズニーのABCは卒業して、ミナカートゥン、そしてインド音楽にかなり、はまっています。
いくつかある曲の中で、お気に入りがちゃんとあって、別なのかけると「エタ、エタ」っていって他のかけろと文句を言います。
その選曲は。。。
私も好きな曲ですが、かなりおませさんです。
まだアップしてないので、また次回。。。
そして、日本では韓国ドラマが流行ってますが
↓↓(無料で見れます。ただし日本国内のみ)
http://clickgp.gyao.jp/click/count/id/jZGPNQ4jc6U%3D/category/4
世界的にみると、インド映画って有名ですよね。
同じような顔してるのに、バングラデシュの映画が有名じゃないのは??
ってつぶやいたら、「投資額が違う」って言われました。
確かに、曲1曲のPVでも、すごい人数とすごい人数できらびやかな衣装で踊るものが多いですよね。
Tシリーズとかボリウッドとか六本木でイベントしたりもするみたいですし。。。。
元は同じ国なのに、なぜにこんなに違うのか。と悲しくなります。
そして、世界一セクシーなPVは、インド映画音楽だと思います。
バングラデシュで放映止めて欲しいっす。。。。汗
ということで、(どういうわけだ?)弟に命令して、インド映画のサイトを作ろうと計画中です。管理人はころちゃん??

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