潮津の里で繭を使った花かご作りができる理由とは・・・?
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最終更新日:2020/12/10
佐渡移住推進日記
先日、ちびっこの保育園の遠足で潮津の里で制作体験をしてまいりました。
幾つかから選べるのですが、ちびっこは男なのになぜか花かご作り・・・
当日、実際にやってみると、驚きの事実が!
1–西三川では昔、繭の生産が行われていた
現在は生産する人は誰もいないようですが、その名残で、繭を使って、花を作るのだそうです。
2つ目は文中で・・・
材料は色付けした繭玉。
なんと中に干からびた蚕様が入っているのだそうだ!(黒い人の手です・・・)
1人8個繭玉を配られて、まずこの繭を写真のように半分にして中の蚕を捨てる!
うぎゃーー
ハードル高い。
結構硬いのでちびっこはムリだし、繭の両方を持ってないと、パーーンと飛んでしまい近隣の人に蚕の破片がぶつかる可能性も!
うぇーーー
半分にしたら次はこの見本の花のように5つの切り目を入れる。
これもかなりハードルが高い。。ちびっこができないことばかりじゃ・・・
最初に指で直径1cmぐらいの円ができるように凹ませる。ここを切れ目の最後にする目安。
ちびっこが勝手に7つとか8つとか切り刻んだものもありますがなんとか5つの切れ目・・・
でこの8つの花を半分にめくって16個にする!
まじーーー?
2点目の驚きポイントなのですが、なんと、まゆは何層にもなっているので簡単に半分にできるんだそうです!(層を半分にしてめくってみた図)
桐のような穴あけの道具で層を半分にしましたが、爪でも簡単にできるそうです。
実際ちびっこは爪で半分にしていました。
すごい!
先程5つに切る理由は、切り目が多いとこの半分にする作業の難易度が高くなるからなんだそうです。
半分にしたら花びらの形を丸くしたり更に切り込み入れたりしてデザイン。
で真ん中に穴をあけて雄しべ雌しべの装飾。
すぐにとれてしまうのでこのパーツは楊枝で木工用ボンドをつけて接着します。
福島の実家のほうもその昔、絹の生産が非常に盛んで、運搬のためにSLが走っていたぐらいのところなので、佐渡にも養蚕の歴史があったのは非常に驚きました。
作る前は「・・・」って感じでしたが、自分で作ってみると、非常に愛着がわく花さん達でした。
ちびっこには難易度が高い作業もありましたが、5歳ともなると「ハサミで切る」「細かい部品をボンドで接着する」などもできていたので、さすが保育園の教育は素晴らしい!と感動しました。
佐渡はあちこちで体験学習ができますが潮津の里は高台で晴れているとかなり見晴らしがよく宿泊もできます。
施設の方もフレンドリーな方らしく、確かメインの責任者の方が「志和さん」なのですが、「志和さん」ではなく「シュワッチ!」と呼んでもらうようにしているようで、宿泊した小学生に大人気です。うちの校区の小学校でも5年生のときに宿泊体験するのですが長男が「シュワッチシュワッチ」と名前を連呼して喜んでました。
海は目の前ですし、いろいろやってみたい方はおすすめなのではないかと・・・(私は宿泊したことがないのでわかりません・・・)
そうそう、畳も赤泊のカニとかの模様なのがとっても良いと思います!
以前の記事ですが証拠写真
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