最近、東大理IIIに息子さん3人を合格させたお母さまが批判されていましたが、この親父さんの話はそれよりもっと前の話です。
強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話
なんで表紙がソクラテス(だったっけ?)の写真なのかは本を読めばわかります。。
この本は親父さん本人ではなく、現在教育に携わっている三男の方によるものです。
著者は「探求学舎」というちょっと変わった学習塾を開いていることでも有名なようです。
探求学舎公式サイトhttp://tanqgakusha.jp/
探求学舎 FB https://www.facebook.com/tanQgakusha/
本を読んでみようかなと思ったきっかけは、美容院でたまたま開いた女性誌で漫画化されていたのを読んだこと。
3兄弟をロボット制作で競わせたなど、創造性を刺激するような教育をうかがわせる内容で、どうやって子供の興味をそういう風に持って行ったんだろうというところが知りたいなと思って読んでみました。
実際読んでみると、思ったより強烈ではありませんでしたww
ただ10歳の息子は爆笑しながら読んでました。
前述の批判されたお母さまは受験に関係ないことはお子様方にさせなかったと聞いていますが、このお父さんは、その真逆で、え?そんなことしてて時間大丈夫?とまったく無関係の私も心配になるようなことをさせてたりします。
受験とは関係なくても、お父さんが連突然れてくる「客人」も人生のロールモデルとして重要な役割をになっていたり。
ネタバレになるのであまり書かない方がいいかと思いますが、このご兄弟の数人は途中で学校を退学します。高校中退かな。。。よく読んでないので忘れました。
学校へ行ってなくても、このお父さんの教育は間違ってはなかったのではないかと思う反面・・・
この本の中にも書いてありますが、青春時代真っ盛りの男の子たちにとって、家族しかない家の中は、その感性を刺激したり磨いたりエネルギーを消費したりするのにはあまりにも役不足という点が可哀想だなと唯一思ったマイナスのところです。
ただ、現代の学校がいろんなストレスが多くて、それも子どもたちにとっては可哀想な環境になっているのも否定できません。
とにかく諸々合わせて、子供の将来をより良くするために参考になる「ヒント」はたくさんこの本から得ることができるのではないかと思いました。
章ごとにこんな風にまとめてあるので読みやすいです。

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多分ピアニストになりたい人は東大は行かないですよね。だから芸大とか音大行ってる人が東大出身の人より「劣っている」とは絶対思わないです。
ただ、やりたいことが見つかれば、40であろうと50であろうと80であろうと、いつでも軌道修正できると思うので、自分の能力不足で将来やりたいことができないようにならないよう、少なくても自分のポテンシャルは十分に発揮できるような基盤を作っておいたほうがいいとは思っています。
そのためには、やはり学校へ行ける時に勉強しておいたほうがよいというのは絶対思います。
学校や家庭が本来行うべき役割を果たし、子どもたちが将来に向かって希望的に行きていける、そんな世界をもう一度作っていけるように、まずは家庭から・・・
と自戒を込めて思いました。