有名校がラクに狙える「知力のベース」が自然に身につく。
という謳い文句。
一応子供に作文を書かせるノウハウ本なのですが、作文が苦手な大人にも十分通用する技だと思います。
最近、「私は(自分の)子供と同じぐらいの年齢の時にはこうしてたのになぁ・・・」という自分の子どもと、同じ年齢の自分と比べることが多くなっていました。
その中に「作文」がありました。
私が小学校の頃は読書感想文とか作文で賞を取ったこともあるのに、息子は一度も感想文とか書いたことないんじゃない??
私が6年生の頃は、小説なんか競って書いてたのに・・・
なんて感じです。(決して自慢してるわけじゃないのですが・・・・不快に思われた方がいらっしゃれば申し訳ありません。)
まあ、人には得手不得手があり・・なんてことも言えるかもですが、この本にはこう書いてありました。
「勉強ができるから作文が書けるのではなく、作文が書けるから勉強ができる」
つまりは、文章を書くという行動を通して、知力が養われるというのです。
更に驚いたこと、というかへぇと思ったことがありました。
「よい作文を書くには、よい体験が必要」
確かに。
面白いことがないと作文は書けないというわけです。
よい体験が内在し、すでに素材はあるのに、作文を書いたことがないので技術的な問題だけ、というお子さんもいらっしゃるでしょう。
ただ今の子供が作文を書けないのは、書く前の段階、つまり体験が不足しているということもあるかもしれませんね。
で、実際作文の作り方は簡単で、具体的な例を提示しながらやり方が書かれています。
読書感想文の書き方なんかも巻末に書いてあって、よかったです。
私も最初はこの本の感想をどうやってまとめたらいいのかかなり苦しんだ記憶が蘇ってきました。
なるほど、そうすればいいのか、と。
読むのは30分もかからない内容でした。私も早速明日、今年一番面白かったこと、なんていうテーマで作文書いてもらおうかなと思っちゃいました。
年末年始、このメソッドで、お子様の文才を発見し、家族団らんの時間が充実するかもしれません。
***memo***
筆者について
ブイネット教育相談事務所主宰。
http://www.vnet-consul.com/
独自の教育メソッドで志望校合格を次々に実現。伝説の家庭教師の名をほしいままにしているそうです。
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