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第97号

公開日: : ベンガル語, 人々

命をかけてポリ袋と戦う男がいた!・ベンガル語講座

□今日の?(〇_o)/! 命をかけてポリ袋と戦う男がいた!

  

 昨日は、だんながTIG(カナダに本部を置くNGO)の依頼で、「バングラデシュ

 の環境汚染問題のためにがんばっているNGOの取材」をするために、近所のラル

 マティアまで行ってきました。

 

 はじめていくので、人に道を聞きながら、やっとたどり着いたのは、薄暗いビ

 ルの1階でした。エレベーターもなく、入り口はそれほど美しい感じではなかっ

 たので、たいしたNGOでもないのかしら?と思ったのですが、事務所に入ると、

 とてもきれいで、観葉植物も手入れのいき届いた、素敵なところでした。

 

 NGOの名前は、ESDO(エズド、Environment and Social Development Organiza

 tion)。話をしてくれたのは、創設者であるHossainさん(男性)と、プロジェ

 クト総責任者Siddikaさん(女性)です。

 

 Hossainさんは、1985年に、バングラデシュの洪水の原因が、自然なものではな

 く、ポリ袋による二次災害だということに気づき、ポリ袋廃止のために、活動

 しています。 

 

 バングラデシュでは、家の中でも、道端でも、ごみをぽい捨てする習慣があり

 ます。掃除は使用人がするものなので、散らかることにあまり頓着しません。

 

 

 そうして捨てられたポリ袋は、風に飛ばされ、排水溝に集まってきます。ポリ

 袋でふさがれた排水溝は、雨が降ったときに、本来の役目を果たすことができ

 ず、水は道路にあふれ返ってしまうというのです。

 

 インタビューのときは、わからなかったのですが、後で、NHKで取り上げられた

 DVDを見せてもらったとき、以前、友人が教えてくれた番組だったことに気がつ

 きました。

 

 この運動をするHossainさんに、嫌がらせや脅迫も少なくなかったのですが、た

 とえ死ぬことがあっても、私はバングラデシュの環境のために戦う、と宣言し

 ていた様子がとても印象的でした。奥様も、勇敢な方で、「最初はびっくりし

 たけど、夫とひとつになって戦おうと思った」、と告白しているのも感動的で

 した。

 

 だんなにしては、珍しく(というと怒られますが)、とても素晴らしい人選だ

 ったと思います。

 

 NHKがくれたDVDは日本語版なので、今回私が英語に訳す使命を請け負ってしま

 いました。

 

 バングラデシュにも、こんな人がいるんだな、と、ひさびさに興奮し、私も、

 彼以上に、バングラデシュのために何かしなければと、改めて思わせられまし

 た。

 

 NHKの番組のDVDを入手したい方は、ご連絡ください。何らかの形で対処できる

 と思います。

 

 mmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmm

   

 □今日のレシピ  ベンガル語一口講座

 

 レストランで、食後お茶が飲みたくなったときの一言。

 

 「茶?出ん!」

  読み方は、チャー、デン。

 

 意味はお茶ください、です。

 

 お茶は、そのまま、茶。くださいは、出ん、なんですね。

 

 覚えやすいでしょ?

 

 ミネラルウォーターが欲しいときは、ミネラルウォータ出ん!

 

 この表現は、お店でも家の中でも使えます。基本文型は「○○出ん!」

 

 ○○の中に欲しいものを入れて使いましょう。

 

 ちなみに、一般の食堂では、レモン(レボ)やきゅうり(書写=ショシャ)、

 唐辛子(カチャモリッチ)、カレーの汁(ジュレ)はお代わり無料です。外食

 は野菜が不足しがちなので、どんどんもらっちゃいましょう。なんちゃって。

 

 

 mmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmm

  

  

 □編集後記

 

 前の話になりますが、この間は、クリスチャンの寮に行く機会がありました。

 

 

 バングラデシュとは思えないような、掃除の行き届いた、とてもきれいな敷地

 &建物で、惚れ惚れしてしまいました。

 

 バングラデシュの窓は、鉄格子のような枠がはめられていて、くもの巣やほこ

 りがたまりやすいんです。でも、ここでは、ちりひとつありませんでした。

 

 バングラデシュの人たちがみんな、クリスチャンになったら、国もきれいにな

 るのかしら???と思ったほど。

 

 建前としては、あらゆる宗教を認める主義のバングラデシュですが、実際は、

 クリスチャンに対しての圧力はかなり厳しいらしいです。

 

 クリスチャンとわかると、交流を持ってもらえないような、そんな雰囲気さえ

 あるとか。

 私が友達にもらった、手作りのクロスのペンダントをしようとすると、だんな

 は絶対に許してくれません。

 

 ちょっと悲しいバングラデシュの側面を見てしまいました。

 

 バングラデシュの今日は、雨です。

 

 だんなの給料もやっと昨日入ったので、会社のお金で、VCD(こちらでは、ビデ

 オよりVCDが普及している)でも買って、たまには楽しもうかと思っています。

 DVDも値下がりして、3本入って100TKでした。あまりに安いので、DVDといい

 つつ、VCDなのではないかと思っていますが・・・。宮崎さんのシリーズもあり

 ました。

 

 というわけで、今日も、ご購読ありがとうございます。

 

 また明日お会いできますよう!

 

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