vol.218 06.05.07 停電の訳は・・・・

停電の訳は・・・・

5月5日
オールドダッカにてカレダ･ジア首相が演説をしました。
その中で停電の理由について述べられたようですが・・・
「携帯電話が普及し、みんなが充電するから、電力供給が間に合わない」
と語られたそうです・・・・。
すごい発想です。
マリーアントワネットの食料がないならお菓子発言に負けていません。
で、それを受けてかどうか分かりませんが、5月6日にデムラガート（ガートは船着場のこと。ダッカの東南に位置する船着場）で水不足、停電続きに堪忍袋の緒が切れ、平民一揆が起こりました。
怒った民衆を武力で鎮めようと、BNPのデムラ地区のリーダーと、議会メンバーは銃を発砲したわけですが、更に切れまくった民衆は数千人に達し、手におえなくなった政治家たちはとりあえず、その場から逃げ出した。。。。。
が、数千人の民衆は逃すまいと追いかけ続け、逃げ場をなくした政治家たちはホウホウノテイで病院の地下に逃げ込もうとした・・・・
・・・・・ら追い詰められ、「命だけは助けてくれ?」と命乞いをしたそうです。
命乞いをするんじゃなくて、命を掛けてまで、国のために戦う善なる政治家はいないのでしょうか・・・。
こういう形でなくて。
以前、ダンモンディレイク沿いを歩いていたら、道端の雑草を摘むお母さんがいました。
片手には赤ちゃんを抱いて。
お母さんが草を取ろうとしてかがむたび、赤ちゃんの頭が逆位置になり、苦しくてないています。
抱っこするだけでも重いのに、草取りしてたらほんと、やんになっちゃうでしょうね。
だんないわく、あの草は、彼女達は、食料にするとか。
そして彼女達は、１ｋｇ２５ｔｋするお米を買うことができません。
だんなは、そんな人たちを、みるたび、
「カレダ･ジア首相をぶんなぐってやる?」（カレダ･ジア　ケ　マイト　デモ（デボ）
ー）って言います。
ぶん殴るぞ
ってバングラデシュ人、大好きなフレーズです。
物価が高いとよくいいますが、お米の値段などを下げてしまうと農民の生活に響きます。
日本でも、農作物の価格って買い叩かれてますよね。
あれじゃ、よいものを育てようって気持ちがなくなっちゃいます。
国民の収入を全体的にアップできるように、政府は本当になんとかして欲しいものです。
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□編集後記
当初、久しぶりに、バングラ料理レシピを・・・・と思ったら、急遽このニュースがだんなの口から飛び出したので、これにしてみました。
4月から、だんなの弟君が上ダしてきて同居しています。
弟君、いつもご飯食べる量が少ないんです。
小食なのかな・・・・と思ったら、今日の昼は、ダルがヒットしたようで、思い切り食べまくってました。
でも、夜は大根の葉炒めとニガウリ・エビちゃん炒めにしたら、食卓をしばらく見つめた後、小盛りのご飯に大根葉を混ぜて食べ、お代わりせず立ち去っていきました。
おかずがやっぱり原因だったのね・・・（涙）。
昨日はダッカ大学院のスウェル君がお昼ご飯食べていきましたが、ニガウリ炒めを見るなり「これは、バングラデシュ人、誰も食べない。うちの奥さんも食べないよ」って言い放ちました。
日本では普通の炒め具合なんですけどね。
緑が鮮やかなので、ベンガル人は「生」って思ってしまいます。
ベンガル料理のニガウリ炒めは、真っ黒でこげる寸前。
世界的にみたら、どう見ても、ベンガル料理に難があるんですけど・・・。
でも長い風習ですからね。
説得してもだめですよね。
だんなが文句いったら怒れますけど、弟君は何も言わないのでかえって不憫です。
でも、私は塩・油たっぷり、栄養素損失度１００％（マジです。汗）の食生活に迎合する気はありません。
目ざめよ！ベンガル人！
そんなに早死にしたいのか！
っていうのが本音です。
こういうときに本当に文化の壁を感じますね。
というわけで誰も話をきいてくれる人がいないので、愚痴ってしまいました。（笑）