椿尾 能楽石工の里
先日、ジオパーク講座で椿尾の石丁場を見学してきました。
前々から、椿尾の石は柔らかく加工し易いので、仏像やお地蔵さん、墓石などに使われていると聞いていました。
ジオパークでは海岸の石を見に行ってたので、椿尾の石も海の石を取ってるのかと思ったら・・・
山でした!
びっくり!
しかも結構上に上り、道も狭いので、気軽に行ける感じじゃないですね・・・
最近修繕した能舞台があるということなのでまた行ってみたいですが。。
椿尾能楽石工の里の会というものを作って、HPも開設しているようです。
http://tubakio.web.fc2.com/
今回は地元のガイドさんが案内してくれることになりました。
真野から350を小木方面に向かい、西三河ゴールドパークの入り口を超えると、角っこに見晴らしのよい場所があります。
その辺りに椿尾の看板があるのですが、そこをちょっと越えた左を山側に入っていく感じです。
写真撮りそこねたので、入り口写真はまた小木に行った時に撮ってきます。。。
道なりに登って行くと、遊歩道入り口の看板。
石丁場手前にこんな地図があるのでわかりやすい。
1番の石丁場は階段を登っていくようです。
かなり整備したようです。
今回は時間がないということで2番め以降の石丁場を。
手すりなどもついていて、サンダルは厳しいですが、普通の靴とかだったら問題ないでしょう。
写真撮ってきましたがこうやって見ると、スマホの写真だと全然様子がわかりませんね。。。
申し訳ありません。
この最後の五郎平丁場の前後はコンクリートで整備されているんですが、かなり急で危険度が高いです。
最初の看板にも危険!と書いてあります。
この坂を下から見るとこんな感じ。
葉っぱなんかも落ちてるのでちょっと怖いですね・・・
地図ではかなりの距離がある印象を受けますが、そんなに広範囲のところではありません。
2から6までの丁場を回って40分ぐらい?
登ったり降りたりするので時間はかかりますが、そんなに長く歩いたという印象はありません。
でこちらは椿尾の石で作った墓石の写真。
墓石なので全部は撮影しませんでしたが、美しいです。
石丁場に落ちている原石はこんな感じでしたので、皆さん「磨くとこんなにきれいなの??」とかなりびっくりしてました。
※緑かかったのは風化しています。
この椿尾の石で作った仏像を島外に持ちだそうとしたらシケて船が出れないことが数回あった、なのでこのお地蔵さんは佐渡にいたいんだなという伝説もあるようです。
海外の安い御影石に押されて今この石工さんは1人だけのようで、なんとも残念ですね・・・
いっその事私が弟子入りしたい!と思うぐらいですが、生活もかかってるのでちょっとやっぱり踏みとどまってしまいます。。
ご興味ある方はぜひ弟子入りおすすめします!
この石丁場の名前は、石工さんの屋号だそうです。
この椿尾の氣比神社で秋に能楽が行われるかもしれないとおっしゃってました。
パンフレットには「10月に能舞台が行われる」と書いてあるので、毎年恒例のような印象を受けてしまいましたが、そうではなさそうです。。。
あとは近所?の小泊の石も有名で、こちらは椿尾のものより硬いので石臼に使われたということです。
ガイドさんはいくらで、頼むにはどうしたらいいか聞きたかったんですが、タイミングを逃してしまったので市役所の観光課にでも聞いてください。。。
仏像とか文化遺産とかに興味のある方にはおすすめのスポットです!
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